悲しみや、辛さが人に優しくなれるキッカケ
自分が体験したり、経験してきた
辛さや苦しさや、悲しみ・・・
その自分が傷ついた経験が、人に優しくなれるキッカケになる。
辛さを知っているから、
他人の辛さを知ることが出来て、
自分が苦しんだから、
他人の状況や気持ちが分かるようになる。
人にされた嫌な思いや、経験があるから
他の人に嫌なことをしないようになる
そうやって、自分の経験が他人に対する対応や距離感に繋がっていく
悲しみや苦しみが多ければ多いほどに、
人に優しくなって、人に対する言葉や態度が柔らかくなるのなら
きっとそれは素敵なコト。
そして、
悲しみや辛さが、自分が人に対して優しくなれるキッカケになれるんだとしたら、
ただの悲しいだけの経験や、辛いだけの状況が・・・
少しは受け入れやすくなるのかもしれない。
辛さの数だけ、優しくなれる。
いや、正直無理かな・・・って思う。
辛くて悲しい分だけ人に優しくなれる?って思う?
辛くて悲しい状況で、誰かに対する優しさなんて余裕ない。
その状況の渦中にあるんだとしたら、
人に優しくするより、優しくされたいし、助けて欲しいのが先にあるだけで
人への助けや、優しさなんて見つけられるはずもない
少なくとも、私には出来ない
もし辛さや悲しみを経験して、人に優しく出来るようになる人がいるんだとしたら・・・
それは、その全てを乗り越えたことがある人。
乗り越えることが出来て、その経験から何かを学んで、自分の為に出来た人だけ。
自分の糧に出来ないで、辛さや悲しみの中を通りすぎただけの人には、
経験から人に優しく出来るようになんてならない。
「辛いよね」
「悲しいよね」
で、終わってしまう。
実際、その辛さや悲しみが多くて大きいほど・・・・
思い出したくもないしね。
いつまでも、その経験を引きずって、思い返しながら生きて行って人に優しく出来るようになるより
忘れて、次の経験をした方が楽だから。
そうやって、みんな忘れて、誰かに流されて・・・
何かに影響されて、自分を見失いながら私達は生きている。
その中で人に優しくなんて出来ると思う?
私は無理だと思ってしまう・・・。
だったら、どんな人が優しいのか?
どうしたら優しくなれるのか?
結局人は簡単には変わらない。優しくなるためには?
人は簡単には変わらない
変えられない。
出来るのは成長だけ
成長は、経験や体験を糧にした時に出来ること
その瞬間瞬間を大切にして、
なにを感じたのか?思ったのか?自分がどうしたかったのか?
それを一つ一つひも解いて、理解したときに、
自分自身の糧になる
自分の経験の中での、一つ一つの思いを理解していないのに
他人に優しく出来るような成長が出来るなんて思はない。
自分の思いを大切にしていないのに、人の想いを大切に出来るような人になれるとも思えない。
何よりも、自分を大切にして
自分を見付けて、持っている人だけが、人に対して優しさを渡すことが出来る。
自分に余裕があって、
自分のコトを分かっていて、自分の器量が渡っている人だけが、人に対して優しさと助けを渡すことが出来る。
自分の気持ちや感情を知っている人が
他人に対して、その気持ちや感情の向け方を知っている。
辛さや悲しみを経験しただけでは、人に優しくは成れない。
辛さや悲しみから、自分を成長させることが出来た人だけが、人に優しく出来る。
逆に言えば、経験をしていなくても
自由にイメージ出来て、心を自由に出来る人なら、その経験を体験しなくても
感じられて、分かることが出来て、成長するキッカケにすることが出来る。
どうすれば、人に優しくなれるのか?
それは、
自由な心で、さまざまイメージをして、
自分の経験でなくとも、他人の経験からでも自分を成長出来るような人なら、
人に優しく出来るような人になるだろう。
悲しみや辛さが人を優しくするんじゃない
そこから成長出来る人・成長しようとする人だけが、優しくなれる。
人は簡単には変わらないから・・・


