何か足りないって、探すより

もっともっとって、求めるより

アレもこれもって、手を伸ばすより

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今あるものに満足出来ることが、幸せになる為の第一歩

 

  足らないを知る

 

 

「今あるモノに満足できるか?」って聞かれたら、なんて答えますか?

 

実際のところ、『満足できている』って答えられる人は少ない。

 

私達の欲望には際限が無いから。

 

「何に満足できないか?」って聞かれたら、

 

誰かのモノはもちろん欲しいし

有名な場所やみんなが行く場所は言ってみたい

見たり聞いたりしたら、興味が湧く

 

興味は関心になり

関心はそのまま欲になる

 

ようするに、『持ってないモノは全部欲しい。』

 

すると、満足する事なんて出来ません。

私だって、綺麗ごとを言っていても・・・そうは出来ないのが現実。

 

そして、あるモノの大切さや、重要さ

なにより、ある事の幸せを感じられるのは、失った時にしか感じられない。

 

それが悲しいとか、残念って言うのは、外野の意見。

当事者にそれを感じるのは実際無理な話。

 

だから、私達は常に『足る』を知ることが出来ない。

 

そこで、知りたいのはどうして足らないのか?

何が自分を惹き付けているのか?

その足りない理由探しが欲しい。

 

 

  足るを知る

 

足りないって、欲しいって欲望があるのは、満足していないから。

 

だったら、満足している部分もあるはず。

満足している部分があって、出来ていない部分がある。

 

だから、足りない部分を埋めたくなるはずだから。

 

自分が足りているって、満足しているっていう部分を探すことが、

きっと、『足る』を知ることの第一歩

 

誰かに勝っている?人が持っていないものを持っている?

自分だけの経験をしたことがある?

 

どこかで、何かは必ず足りている・余っていると感じている部分があるはず

自分の際限ない欲望ですら、もう必要ないって感じるものがあるはず

 

例えば、食欲とか物欲とか

 

それなのに、誰かの言葉や情報を見ると欲しくなる。

足りていたはずなのに、さらに欲しくなる。

それが、『足る』にたどり着けない理由だろう。

単純に誰かに影響されているだけ。たったそれだけのコト。

 

 

  足るを知ることで得られる幸せ

 

足りない状態が不幸なんだとしたら、

足りている状態はそれだけで『幸せ』ってことになる。

 

もっと言えば、

足りているって感じることが出来れば、満足した心を持つことが出来る。

 

満足している心を持てれば、余裕が生まれて

余裕があれば、他人を許すことが出来る。

 

他人を許す。って言うのは、他人に対して「諦める」って言うこと。

相手のことを明らかにして受け入れる。

自分の思い通りにしようとしないってことで、他人と自分の関係の中にどちらかを影響下に入れない入らない状態。

 

別の存在だって認めてあげることになる。

そうすると、他人の影響を受けないから、足らないって感じることが減る。

 

そして、今あるものを大切に出来るようになる。

新しいものを手に入れるために、新しい行動をして自分の時間を費やしてしまったり労力を使うことで、さらに心と体の余裕が減ってしまう。他にも、別の何かを手に入れることで、今あるものを蔑ろにすることが無くなるから。

必然的に、新しいものが増えない以上、今あるモノに費やせる時間が増える。

 

大切なモノを大切にする方法は、同じ時間を共有することだから、今あるものを大切にすることが出来るようになる。

その時に、今まで見ていなかった自分だけが持っているモノの価値に気が付けて、満足できる。

だって、自分だけが持っているモノは他の誰も持っていないモノだから、仮に誰かの言葉を聞いたとしても、誰の影響も受けることはない。

 

そうすると、誰かの影響を受けることになっても、自分だけのモノを大切に出来ていて、満足することが出来ている状態になることが出来るから、『足りている』って感じられる。

 

その時、足りない状態が不幸なんだとしたら、

足りている状態はそれだけで『幸せ』ってことになる。