人に期待されると、疲れてしまう。

それは、期待に答えたくなってしまうから。

 

人から褒められると、逃げ出したくなる。

もっと褒められたいと思ってしまうから。

 

人から好かれると、怖くなる。

本当の自分を表現していないから。

 

 

自分を低く見せることで、自分が無理しない方法を探している。

 

人から期待されないように

人から褒められないように

人から好かれないように

 

自分以外の人との距離を保つことで、自分が無理なく生きられる方法を探している。

 

逆に、

 

自分を良く見せたいと思うのも、きっと自分が楽しく生きられる方法を探しているから。

 

 

人から期待されたら、頑張って答える努力が出来るから

人から褒められると、もっと自分が頑張れて成長出来るから

人に好かれて、認められて、評価されると、

とても素敵な気持ちになれるから。

 

自分が人との関りの中で、楽しみや喜びを見つけることが出来るから。

 

だから、

 

期待されたいし

褒められたいし

好かれたい

 

どちらが正しいとかではなく、たぶんその気持ちは両方持っている。

常に、相反する気持ちを抱えながら、

誰かとの時間を過ごしながら、

誰かの言葉を探しながら、

誰かの思いを探している。

 

出来ないと言いつつ・・・・

やったら、褒められたい

 

無理だと言いつつ・・・・

手がけた結果は認められたい

 

そして・・・

自分はダメな人だと言いながら・・・

自分は良くなと言いながら・・・

自分の悪いところを上げながら・・・

それでも、誰かに好かれたい

 

自分が自分への言い訳と、上手く出来なかった時への保険をかけながら、

それでも、誰かに期待されて、褒められて、好かれていたい。

 

自分が無理ない範囲で、頑張り過ぎない力で、

楽に、気負いせず生きていけるレベルで、

過ごしていきたい。

 

だから、人から期待されないように、褒められないように、好かれないように

振舞っている。

でも、

 

心のどこかでは、まったく別の思いも常にある。

別の、違った思いがあるのに、それを表現できないし、伝えることが出来ない。

 

それは・・・自分に自信が無いから・・・

 

自分に自信が無いから、自分の中のもう一つの思いを表に出せない。

 

心のどこかに常には必ずある。

みんな同じように思っている。

 

期待されたい・褒められたい・認められたい・好かれたい

 

その想いたち。

 

その想いを表現できない、素直に伝えられない、表に出せない。

 

それは、自分に自信が無いから。

自分に自信がないから、自分の本当の思いを伝えることが出来ないでいる。

自分に自信がないのは・・・

自分に自信が持てないのは・・・

 

他人の評価を気にしているから。

 

他人の評価が、自分の評価で

他人の言葉が、自分を表現して

他人の見方が、自分を作っているから

 

私達が、自分に自信を持つことが出来ないのは、他人からの評価で自分を決めているから。

 

例えば・・・

自分が最高出来だ!とてもよく頑張った!自信作だ!

と、思っていても・・・

誰かから・・・「変だ」と、「もっとこうして」と、「ここがこうだから」と、

指摘されたり、評価されなかったり、受け入れられなかったり

そうすると、自分では最高の結果だと思っていたものが、急にダメに思えてしまうようになる。

 

それが、作品でも、料理でも、勉強や仕事でも

 

そして、自分の自信を無くしてしまう。

そして、その言葉に傷ついてしまうこともある。自分では最高の結果だと思っていたものが、認められないかったのだから、それも仕方のないことだろう。

 

でも、時には、その指摘が欲しい時もあるだろうし、感謝する時もあるだろう。

ダメ出しがあるから、さらに良い結果に繋がることもあるだろうし、さらに頑張れる理由になることもある。

 

決して、他人の評価を受けることが悪いことじゃない。

私達が、自分の自信を見失ってしまっているのは・・・

他人の評価を受け入れられないかった時に、

 

『私はダメな人なんだ』って、

 

感じるようになってしまうだけ。