片づけ現場で
物を「捨てる」という言葉に
対抗がある方は多いです。
捨てる、という言葉には
ゴミにする、ゴミになる…
そんなニュアンスが含まれているように
感じてしまうからですね。
ライフオーガナイザーは、
捨てるではなく、手放すという表現をしますが
手放す、という言い方でもまだ辛い方もいます。
そんなわたしも元々手放すのが苦手です。
「保有効果」なんて言葉が知られてますが、
ヒトは自分で所有するものの価値を
過剰に見積りますね。どうしても。
わたしの場合は、
もったいないとかなんとかよりも、
物に対して感情がべったりする傾向があります。
例えば、大学生（＠都内）の時に
バイトを必死にして買った高級ダウンを
10年近く着て、その後10年手放せませんでした。
何度も手放そうと思うのに思い出が詰まりすぎて、手に取ると感情が溢れてきます。
泣きはしない。涙は溢れませんが。
ま、結局手放したのですが。
手放した後は、別にダウンのことを思い出しても
まったく悲しくないという現実があります。
物を手放すのが苦手だけど、
手放す必要は感じているって方は
ぜひ手放す度に
「手放しても大丈夫だった、身軽になった」
という経験を、
何度も思い出して反芻して頭の中に
しっかり、がっちり植えつけてみて欲しいです。
そこをスルーして、何も考えないままだと
いつまでも物を手放す時に
頭の中が「辛い」だけになっちゃいます。
片づけだけに限らず、何でもそうですが、
今まで長い時間をかけて作った
行動の習慣、考え方のクセは
そうそう簡単には直りません。
体で言うと、猫背とか、脚組むとかも同じ。
でも、ちょっとずつ意識をして
新しい方法を頭にインストールしていくと、
変えていくことはできる！
諦めずに続けていきましょう。
手放す必要がある場合、
感情の折り合いをつけていくのが大切です。
辛くなく、片づけていきましょう。
そして、暮らしをよくしていきましょう！
この記事を書いた人
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OPT LIFE ライフオーガナイザー 戸井由貴子 生まれながらの片付け下手で汚部屋育児に苦しんだ経験からライフオーガナイズを学ぶ。 お客様が自分の理想の暮らしを維持できる状態（ゴール）まで伴走し、暮らし全体を整え、よりよく生きるためのサービスを行う。片付け・整理収納にとどまらず暮らしを最適化するためのセミナー多数。札幌市在住2児の母。 |
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