自分の体の外に手をかけてあげるシンプルな方法 | 簡素な暮らしーSimple of life

簡素な暮らしーSimple of life

日々の暮らしの中での”シンプルな”そして”簡素な”ものやことについて綴っています。




あなたの家には使っていないけれど
でもなんとなく集めてしまう基礎化粧品のサンプルなどが
棚や引き出しの中に結構な量が眠っていないだろうか?

”ちいさいもの”はなんとなく可愛いし、
タダで貰えば何だか得した気がする。
でも、それは本当に必要なものなのだろうか?

サンプルであれば1回分位の量なのだから
すぐ使ってしまえばいいけれども
何故かとっておいてしまう。
そしてそのまま年末などの大掃除の時に
家中のさまざななところから”発掘”されるのだ。

要らないもの、
手に入れてもすぐその存在を忘れてしまうもの
これらがないか、家の中をチェックしてみよう。
”思いがけないものを発掘”できるチャンスかもしれない。
”驚き”と”途方に暮れる”感情が
あなたを待っているかもしれない。

この歳になってやっと
私は自分自身をもっと見てあげて
もっと大切にしてあげようという気持ちが起こった。

私の肌はもともと皮膚自体が薄いらしく
(某化粧品会社の販売員の方に「あなたは皮膚が薄いから
うちの化粧品は刺激が強すぎてトラブルを起こして
しまうかもしれません」とアドバイスされたほど)
アルコールの強いひんやりする化粧品は使えない。
おまけに色素も薄いので
ブロンズ色に日焼けしたくても
真っ赤に火膨れを起こしてしまうからできない。
目に至っても茶色なので
コンビニエンスストアなどの真っ白な光は眩し過ぎて
周りからは「目、悪くならない?」と
心配されながらも当の本人としては
柔らかなぼんやりとしたオレンジの灯りの方が
読書や書き物をするうえで快適なのだ。

そんな自分の外側を見直した時以来、
習慣化している事柄がいくつかある。

私が日々、行っていることと言えば
入浴の前にヘアブラッシングとボディブラッシングをする
ということ。

頭皮は当然のことながら顔の皮膚ともつながっているので
ブラッシングをしながら頭皮の血行を良くすることを
意識しながら、その先の皮膚の健康も考えて
ブラッシングする。
豚毛のブラシで額の際から耳の際、
そして頭を擡げながら頭の付け根から・・・と
さまざまな方向から髪をとき、
それと同時に心地よい刺激を頭皮に与える。
とき終わると頭もスッキリするし、
髪の毛自体に艶が出てくる。
1日の汚れも浮き出てくるので
少量のシャンプーでものすごく泡立つ。
シャンプーをする際も頭皮をマッサージしているかの如く
するので、洗い上がりがさっぱりと気持ちがいい。

そしてボディブラッシング。
これは心臓から一番遠い右の足先から始めるが
やはり豚毛のボディブラシでくるくる、くるくる・・・と
円を描くように、また足や臀部、背中などはなぞるように
とにかく全身をやさしくなでるようにブラシをかけるのだ。
「皮膚にオイルやクリームを塗らないでブラシをかける?」
と思う人もいるだろう。
でも、これが心地よく、浴槽に入った時には
体中の毛穴が開いて呼吸しているようで
実に気持ちが良いのだ。
そして石鹸は殆ど使わず
普段は自然素材のタオルで乾布摩擦をするように
全身を磨く。
毎日磨いていても体調によっては
「私、こんなに汚れていたの?」と驚くほど
ポロポロと角質のようなものが出てきたりもする。
なぜ石鹸をあまり使わなくなったと言えば
中国人の友達にある時
「ねぇ、どうして日本人は毎日石鹸で体を洗うのかしら?
あんなに毎日洗ったら自分の体を守る為の皮脂まで
全部落ちちゃって乾燥しちゃうのに!」
とびっくりしながら言われたことがあった。
「清潔にしていないと・・・」という心掛けは必要。
でも、それが過剰になると
かえって悪い結果を招くことに気がつかされたからだ。
韓国人の友達は
「人の皮膚は28日周期で変わるのよ。
だから石鹸を使って体を洗うのも、
真剣にアカ擦りをするのも一カ月に一度で充分なのよ。」
と言っていた。
そんな両者は絹のように滑らかな肌の持ち主だった。

お風呂から出たら
顔と首、肩だけはタオルで水分を取らずに
今度は手でバシバシッとパッティングする。
血行が良くなるのと同時に
化粧水などが肌へ入っていくのが
まるで渇いた喉を潤す水の如く
ハッキリとわかる。
そしてしっとり感も違う。
保湿用の乳液やクリームなどは
つけないに等しいほどの微量で構わないのだ。
私自身は化粧水とニベアそれだけをつけている。
体にはごく少量のオイルやボディクリームを
掌で温めながら
大切な何かを扱うように
ゆっくり、丁寧にマッサージするように塗り込んでいく。

このブラッシングを始めてから
私の基礎化粧品はかなり簡素化され、
洗面所のカウンターには
歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、ブラシ
が置いてあるのみ。
化粧水やオイル、クリーム類などは
必要な時に棚から出せば良い。
使うものが少なければ
掃除も簡単だし、買い足すものもそれに比例する。
これは日々の暮らしの中において
全て共通していることで
”自分にとって本当に必要なもの”というのは
冷静に見直してみれば
案外少ないものなのだ。

ニキビ(25歳を過ぎれば”吹き出物”扱いらしいが・・・)ができたり、
唇のかさつきが気になれば
蜂蜜を塗れば解決するし、
冬場の手の乾燥には
日本酒をペタペタとパッティングして
かなり乾燥が酷ければ
たっぷりとパッティングした後に木綿の手袋をして眠れば
翌朝、見違えるようにしっとりとしている。
小料理屋さんなどの女性の手が美しいのは
”お燗”を客に次ぐ際に
徳利から滴る日本酒をそっと手で拭い
それで手の甲をマッサージするからだと聞いたことがあり、
実践してみたところ
本当にしっとりとした。

身体と頭皮、髪のブラッシングには
さほど時間はかからないし、
自分の肌や髪が愛おしくなるほど
しっとりとしてくれ、結果が目に見えるから
おっくうに感じたことはない。
むしろ、疲れている日ほど丁寧に行っているかもしれない。
疲れた自分を労わるような・・・
そんな気持ちが自然と湧いてくる。

ブラシに関しては自然素材をお薦めする。
価格も手頃で質の良いものは
沢山出回っている。
店頭で相談するのも良いだろうし
実際にサンプルで使い心地を試してみると良い。

全てに対してそうなのかもしれないが
あまりにも過剰に保護しすぎると
過敏に反応してしまったり、免疫力も下がってしまう。
少しぐらいスパルタに扱って
その後、自分の手で労わってあげると
自分の身体=自分だけの所有物なのだから
自分の”内なる声”に自然と応えてくれるものなのだ。