僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説ーと思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより)



大どんでん返しの小説といえば、必ず名前が挙がるこちらの作品。
なので、かなり期待して読んだのですが・・・うーん。

読んでいる間中、かなりイライラしつつも違和感があったので、
最後の二行はなんとなくそうかなぁとは思ってたんですが、読み終えた後、

ハテ??
これは一体全体どういうことだ???

二行が示す事実は想定内だけど、全体像の理解が追いつかない。
解説サイトを読んで、やっとそれの意味を理解したのでした。
ゴンザさんの記事が非常にわかりやすいです。本書を読み終えた方のみどうぞ!)

肝心の恋愛部分がイマイチ面白くないのがもったいない。
いや、決してつまらなくはないのですが、
普通のおノロケ話と遠距離恋愛後のすれ違いを見てる感じとでもいうのかな。

あとこれはわたしだけかもしれないけど・・・
登場人物がもう全然好きになれなくて。
(梵ちゃん除く。登場人物に愛着を持ってる方、ごめんなさい!)

メガネや服装のダメ出しをするヒロインにしょっぱなからモヤっとし、
男性は自分の車持っててナンボだとか、
クリスマスには有名ホテルに部屋をとって、
高いレストランで食事して・・・みたいな、
いかにもバブル的な価値観の女性に辟易^^;

ヒロインがヒロインなら、主人公も主人公。
純情好青年風なのに、いざという時に避妊しないとか
まあありがちではあるけど、好感度ダダ下がり・・・
ケータイがない時代のアナログな恋愛の雰囲気は好きなんですけどね。

思いっきりネタバレ感想なんで反転しますが、

いくらしたたかでも、どれだけひどい悪女でも、
女性心理上、中絶直後にああいうことはできないんじゃないかな。
しかも避妊もせずに。
妊娠はフリで、別れるキッカケを作るための嘘じゃないのかと思ってしまいました^^;
ま、辰也も相当ヤな奴なんで、お似合いのカップルですね。
「女はやっぱり怖い」って感想が多いみたいですが、わたしから見たら辰也も同類かと。
男の方がツメが甘いっていうのは、全くその通りだと思いますが(苦笑)
 (反転ここまで)


解説を読んで、景色が反転するような感覚は本当に愉しめたし、
後味悪い話も嫌いな方ではないんだけどなぁ。
何かが足りない。
キャラ?恋の始まりの胸キュン?

どんでん返しではないけれど、
タイムトラベルにわくわくさせられる「リピート」に軍配を上げたいです。

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