それなりに振り返ろうと思うのですが、まずは先日の舞台、
キコ/qui-co. 『12月の蜘蛛と火曜日のオルガン』について書かないと。
楽しんでもらえたら、心を震わせてもらえたら幸いです。
今回も2時間ものの2本立て、作品もキャストスタッフ陣もボリュームたっぷりでした。
左から柘植裕士氏・金澤卓哉氏・鶴町憲氏・佐藤健士氏・私。
キコのたけしさんはもちろん、柘植さんとタクヤもこの1年間、3本のキコ作品全部に出た仲間たちで、集大成ってわけじゃないけどラストに楽しいシーンが出来てよかったです。そしてずっと共演したかった鶴ちゃんとも親友役でクソのように絡めて嬉しかったなあ。
柘植さんの圧倒的な安定感と説得力。タクヤはいつもいっぱい悩んでるけど最後には最高の勢いをぶつけて来てくれる。鶴ちゃんはファンタジスタそのものな頭の回転の速さとセンス。たけしさんは外国人4番バッターのような不安定さと破壊力、稽古場では一番頼れるお兄さん。
なお、舞台写真はすべて、阿萬芽衣さんの撮影です。いつも素敵な写真をありがとう!
歌姫エリカ嬢(BLASH)と、キコの主宰小栗剛氏。
エリカの歌声、詩の世界観はほんとにキコと親和性が高いというか、舞台上で聴いてもグッと心が掴まれます。今回は2バージョンなので歌詞は共通してもテイストの違う素敵な2曲を届けてくれました。残念ながら音源化の予定は今のところないと…。あと芝居がどんどん馴染んできて、すごくほっこりします。
エリカの歌声、詩の世界観はほんとにキコと親和性が高いというか、舞台上で聴いてもグッと心が掴まれます。今回は2バージョンなので歌詞は共通してもテイストの違う素敵な2曲を届けてくれました。残念ながら音源化の予定は今のところないと…。あと芝居がどんどん馴染んできて、すごくほっこりします。
小栗さんはキコの創造主であり我々の絶対的なモチベーター。元凶とも言います(笑)
1年で長編を5本も書くとは(ラット13は再演ですがほぼリライト)。本当に魂を削って書いている。読んでいるだけでコトバに血が滲んでいたり吹き出してくるように感じます。すごいです。
本公演はこれにてひと休みらしいですが、また充電を経て我々を殴りつけ抱きしめてくれる作品を待ちたいです。
阿部薫子さん・浅倉洋介さん・東澤有香さん(qui-co.)。
薫子ちゃんはネコのゼウス役でしたが、ほんとに小動物のよう。ワガママなキャラも博多弁も含めて可愛いらしさ満点でした。あとリアルに明るい将来がおじさんには眩しすぎます。
浅倉さんは今回新たにキコに降臨した、最強の「漢」。
悪役の説得力と人間的かわいらしさを兼ね備えていました。1人で背負える迫力、目ヂカラ、ドスの効いた声。実際は優しくて相当お茶目な人。大好きです。
キコといえば東澤有香。敬称略ではなく、もはや慣用句です。毎回、役ももちろんそれ以上に小栗作品の世界観を伝えるための重要な役割を、その華奢な身体に背負っています。何したって綺麗。
でも今回のクールなチカを見て、こういう役をもっと見たいなと思いました。「鉄とリボン」の時の無礼な女の役とかね。
ドロミンは気さくでサバサバしたヤコを好演していました。ズケズケとものを言うのに一切嫌味がなくお客さんにも好かれていたのは、彼女の人柄あっての事です。舞台上ではたくさんいじめられたけど楽しかったな。
そして人柄といえば神近のハットリちゃんも。お客さんにも登場人物にもみんなに愛されていました。勤務にマーキーの世話に親戚行事の手伝い…おそらくこの舞台の世界で、いちばん働いていた人でしょう。マーキーとの物語は舞台上の我々も本気で応援してました。
彼女のブログにも今回のことが盛りだくさんに書かれています。ぜひご覧ください。
彼女のブログにも今回のことが盛りだくさんに書かれています。ぜひご覧ください。
今回はAパートのみの出演でしたが、なにしろ存在が太陽。愛子さんがいるだけで、場がふた回りほど明るくなります。そして無邪気。ほんとに素敵!
ヒガちゃんことヒヒカロさん・小関悠佳さん・うらら植浦菜保子さん・佐藤鈴奈さん。
ヒガちゃんのパワーとまっすぐな想い、小関ちゃんの純粋さと揺らぎ、クセのある天才を演じさせたら天才のうらら、鈴奈ちゃんは恐るべき芝居センスの持ち主で「存在がよくわからない」バンドメンバーなのにピタリとはめてきます。彼女たちの瑞々しさ、パワフルさは本当に舞台を彩りました。僕はモータースの一員としてライバル視していましたよ。
この写真、恋人2人の笑顔がそっくりで好き。
太田君は今回最高にハマり役でした。いつも忘れた頃に出てくる。神ががった天然っぷりと優しさ、まっすぐなバカさ。
2人の物語が輝いていたぶん、胸が張り裂けそうになった方も多いでしょう。
持ち前のキレ味鋭いストレートの芝居はさすが、しかし今回いちばん多方面から虐げられる役で、気の毒ながらも新たな面が見れて楽しかったです。
田野ちゃんはいじわるな幸薄キャラの麻美でしたが、なんだか面白くて隙や可愛いげがあったのは彼女だからこそふでしょう。「ギム最強だから!」は今回ベスト台詞の1つです。
そして、ももちゃん。
今回は徹底的にダークサイドどっぷりな役・アリスでした。それでも大多数の人を惹きつける魅力。物語をラストまで運んでいく力。
僕が以前所属していた時間堂にも出演してもらっていて、キコより前からの付き合いですね、すごく尊敬していてすごく信頼できる俳優さん。今回ペア役をやらせてもらえて、とても嬉しかったです。
アリスを襲うガラシャ(熊野ふみさん)。
SFではないはずの今作でしたが、彼女だけは別次元でした。蜘蛛。
圧倒的に澄みきって通る声と佇まいの美しさ。くまふみじゃないと出来ない役。
本人は俳優として生活感を感じさせない為なのかしばしば変な言動をして、キコのおじさんたちの格好の餌食になっています。今回もともとは日光江戸村で働く忍者の役だったのが、設定が変わってよかったね。
ふう。
振り返るというかキャストに一言みたいになってしまいましたが、これでよしとしましょう。
写真の枚数に限度があるので、自分のことは次で。
もう少し印象的なシーンを。
みんなの祈りに、亡き良治の姿が現れ重なる。
昨日の夜勤前から書きはじめ、いま帰省の電車に乗っていますがまだ書き終わりません。
2018年はもう少し残っている。














