前回の記事にて、様々な塩の製法を説明してきましたが、
全てに共通しているのは
「海の塩」であるという点です。
では、近年ブームとなりお寿司屋さんなどで多く使われるようになった
「岩塩」は、私たちの健康にどのような影響を与えるでしょう。
まず大前提として理解したいのは、
岩塩は島国である日本ではまったく摂れない塩、
つまり日本の風土には異質の塩であるということです。
また、岩塩は海塩に豊富に含まれる
マグネシウム(にがりの主成分)が含まれていないものが多く、
塩化ナトリウム以外の成分はほとんど含まれていません。
その点では、前回の記事で避けるべきといった
イオン交換膜を使った「人工化学塩」と変わりありません。
また、岩塩を日常的に利用しているヨーロッパの人たちは、
飲用水がミネラルの多く含まれた「硬水」なので、
岩塩を摂る=ミネラルバランスが崩れる
ということにはなりませんが、
御存知のように日本では「軟水」が中心です。
日々の体調を整えていくには、
ミネラルが豊富に含まれた「海塩」のほうが
日本人には適してると言えるでしょう。
ブームに流されないように、
正しい選択をして健康を維持していきましょう♪