「正常分子栄養学」
という言葉をご存知ですか?
イギリスのロジャー・ウイリアムス博士が確立した栄養学で、
「予防医学」をベースとし、細胞レベルで考えるというものです。
ウイリアムス博士は、
「栄養というものはたとえていえば、
必須栄養素の各項目を一つ一つの環(リング)とみなしたときに、
この環が繋がってできた鎖のようなものである。
このうち一つでも欠けると
環の半分が欠けたのと同じくらいの効果を無くし
役に立たなくなる」
と述べています。
必須栄養素は鎖で出来た首飾りのようなもので、
「生命の鎖」と呼ばれています。
約40種類ある栄養素は、どれかが一つ欠けただけでも
その働きが失われてしまうのです。
たとえば、葉酸というビタミンがあります。
これはビタミンB12と協力して、
赤血球の生成や神経細胞の修復に関わっていることが知られます。
このように栄養素は、単体でなく必ずチームで働くのです。
貧血気味だから鉄分を、
肌をキレイにしたいからビタミンB2をと、
サプリメントに頼っている方は、もしかしたら
その作用が充分に働いていないかも知れません。