カルシウムパラドックスという言葉を聞いたことがありますか?
カルシウムが急激に人の体内に取り込まれると、
血管中のカルシウム濃度が急激に増え、
身体の恒常性機能が働き正常に保とうとコントロールします。
するとどうでしょう、
血中余剰カルシウムを腎臓から尿として排出してしまい、
カルシウムを取るために飲んだはずの牛乳のせいで
かえって体内のカルシウムを減らしてしまうという、
本末転倒な結果が起こってしまいます。
これを、カルシウムパラドックスと言います。
世界四大酪農国と言われるアメリカ・スウェーデン・フィンランド・デンマークでは
日本の何倍も牛乳を飲みますが、それに比例して骨粗鬆症も多いです。
そもそも牛乳に含まれている動物性タンパク質は体内に入ると酸性になり、
それを中和するために体内のカルシウムを消費するため、
カルシウムを取るために牛乳をたくさん飲みましょうというのは
どうなの?って話になります。
毎日牛乳を飲まれる方、
お子様に積極的に牛乳を勧めているお母さん、
少しその習慣、見直してみませんか?