ケーキ屋さんが800個のケーキを無料配布 | 自分らしい答えの追求

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株式会社manebiの社長のブログ

アップが遅れました。

今回読んだダイヤモンド面白かったです。

週刊 ダイヤモンド 2010年 3/13号 [雑誌]

ダイヤモンド社
おすすめ度の平均: 4.5
5 amazonの例
5 すばらしいまとめ!
5 レビューなど非貨幣市場、フリー戦略の失敗事例も
4 エッセンスがすぐわかるFREE特集、これは買い!
5 書籍「FREE」を読みきれなかった人におすすめ


初めて知ったけど、ダイヤモンドのレビューっていつも非常に高いんですね。
「FREE」という書籍について本当に簡潔に上手くまとまっていました。

まだ本書を読んでいないのですが
すぐ理解でき、本書もますます読もうとさせてくれる内容です。

そもそもFREEとはというところですが
簡単にいうとブログもそう、mixiみたいなSNSも
全てFREEに属するものです。

記憶に新しいのはマックのコーヒー無料とかではないでしょうか。
入口が無料であったり

「これってどこで収益取ってんの?」というのが「FREE」です

そのフリーを基点としてビジネスモデルが4パターンに分けられていて
図でも示されとても早く理解できました。

大体のパターンが末端の消費者が結局のところ
全てお金を支えているという感じになっているのですが

中にはお金が生まれないモデルもあるのには驚きました。

それを「非貨幣市場」と名付けられています。

要はお金以外の対価で取引が行われるんですね。

また、驚いたのはとにかく無料でコンテンツを始めて
いつの間にか収益モデルができているというものも多々ありました。

「ケーキ屋さんが800個のケーキを無料配布」
と聞いて、「赤字じゃん」と誰しも思うはずです。

実際、最初はそうなのですが、後に変貌を遂げるのです。

それは雑誌を見てください。

またTSUTAYAなどが行っている
月額定額の貸出サービスの1958円というのはとても絶妙なものなのだと感じました。

本当によく出来たものが多いなと
「FREE」の世界では感じられます。

感覚的には「最初にお金がかからない=ビジネスがやりやすい」というのはあるかと思います。

mixiとかも最初っから有料だったら嫌でしょ?
かといって、「このご時世、最初無料なら誰でもとっつく」と思ったらそれは大間違い。

確かに最初はとっつきますが、それは言い方が悪いですが
どうでもいい人たちが多かったりするものです。

その内、数%が利益に結び付くお客様に変身してくれるものであれば問題ないのですが、
ネットではなく、リアルな世界では結構厳しいことが多いみたいですね。

結論からいうと、原価が格安のネット市場においては比較的導入しやすいFREEですが

リアルになるとそう安くできるものばかりではありません。
バッタバッタ倒れてしまった会社、サービスなどの事例も沢山載っていて参考になりました。

僕も気になっていたんです。

数年前テレビで無料の自動販売機や
サンプルラボというサンプル品を取りそろえている店舗など。

「あれ、消えてたんだ・・・」って感じでした。

無料にも戦略がいるんですね。



営業も同じです。

仮に最初からセール価格で提供するつもりでも
定価から伝えなければお得感が出ません。

しっかり価値を高めて最後に安さを伝えると

「え?こんな価格でいいの?」となるはずです。

最初から「無料ですからー」なんて言っているとお願い営業に直滑降です。

「無料なんでお願いします」ってなっちゃうんです。

そうなると「まぁ、無料ならいいかな」って程度になるんですよ。
ちっさい事例ですが、これも一つの戦略かと。

それゆえ、やはりグーグルの位置づけは半端じゃないですね。

そもそものミッションが素晴らしい。

「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」

いかに消費者が必要で使うだろうものを作れるか。

そしてそれを全て無料で提供しているグーグルはやはり強い。

実際、僕もあらゆるところでヘビーユーザーです。
これからFREE化は止まらないといいます。
かといって、FREEにしなければならないこともありません。

それ以外の価値を見出すことが本当に大切になってくるということですね。
これがいつも言っているコアコンピテンスの重要性ってことですね。

個人も法人もそこは変わりません。

週刊 ダイヤモンド 2010年 3/13号 [雑誌]

ダイヤモンド社
おすすめ度の平均: 4.5
5 amazonの例
5 すばらしいまとめ!
5 レビューなど非貨幣市場、フリー戦略の失敗事例も
4 エッセンスがすぐわかるFREE特集、これは買い!
5 書籍「FREE」を読みきれなかった人におすすめ