空。 懐かしい人に会った。 淡い色彩の記憶。 思い出は優しい。 だけど現実にそのひとを目の前にして 臆病な私は逡巡する。 この線を越えるべきか越えざるべきか。 足元をじっと見つめる。 やさしいものをやさしいままで 遠くに眺めるだけで満足しようとする、 悪い癖。 どうしよう・・・