こんにちは^^
大変間が空いてしまいました。
とっくに視聴終了してましたが、ゆっくりPCに向かう時間も気力も体力もなくて(笑)
さて、とても期待しながら視聴していた「孤芳不自賞」。
感想を一言で申し上げますと・・・そこそこでした。
(↑意見には個人差があります。by生さだ)
この記事はネタバレしています。
未視聴の方はご了承の上、お読み下さい。
また、画像はお借りしています。
簡単に登場人物を紹介しますと、
ヒロイン白娉婷Bái pīng tíngにAngelababy(楊颖)ちゃん
ヒーロー楚北捷Chu běi jiéに鐘漢良君。
ヒーローのライバル何俠Hé xiáに孫藝洲氏
何俠を愛する耀天公主Yào tiān gōngzhǔに甘婷婷さん。
期待しすぎたのかな~?σ(^_^;)
まず、CGの画がワタクシの感性と合わなかったです。
なんていうか、リアリティーに欠ける色使いと風景で、
ゲームの世界のようでした。
「三生三生十里桃花」みたいに仙人の世界という設定だと、
鮮やかすぎる色使いや風景も納得して観れますが、
普通の人間界の設定なので、現実に有りえない絵面を
「美しいダローー!」って感じで見せられても、
押し付けがましさに気持ちが引いちゃうっていうか・・・。
序盤に断崖絶壁を蔦一本を頼りに白娉婷を脇に抱えた楚北捷が
ターザンのように飛び越えていくという場面があるのですが、
序盤でこんな場面を観せられちゃうと、その後がとっても心配になりました。
こちらがそのシーン。
その蔦はどこから生えてるの?どんだけ長いの?
っていうか、強度が凄すぎるんですが・・・って。
案の定、その後も出るわ出るわファンタジーシーンの嵐。
その高さから落ちて生きてるわけないでしょ!!
って中国時代劇おなじみの崖から落ちても死なないシーンとか、
刀で貫かれても急所を外してるから死んでない!
しかも針とお風呂で治っちゃうとか
山越えするのにズルズル引きずる真っ白な衣装着てるとか。
冒頭部分は見応えあったし、ラスト近くでも戦いに向かう男の格好良さを
堪能できる場面とか、グッと胸にくる部分はあるんです。
しかし途中の中だるみが半端なく、CG多用し過ぎからくる手抜き感もすごい。
自分の家に帰ってきた楚北捷が白娉婷をお姫様だっこして
家の中に入っていく場面でも、
「お帰りなさい~旦那様~、奥様~!」
って家人達が喜んで出迎えてるシーンもなんと合成で、見るからに別撮りです。
主役二人のスケジュールとか、色々事情があったのかもしれませんが、
中盤のCG・合成・CG・合成の連続はちょっと辟易しましたね。
主役達の恋愛方面は・・・なんか鐘漢良君の一人勝ちって感じになっちゃいました。
アンジェラベイビーちゃん、頑張ったし美しかったですが、やっぱり演技がね・・・。
楚北捷が命をかけて愛し抜く白娉婷という女性。
幼い頃、どん底にいた時に唯一救いの手を差し伸べてくれた少女、
しかも命をかけて母を守ってくれた恩人の娘でもあり、
生涯かけて彼女を守り抜く!と誓った孤独な少年が、
成長して偶然彼女に再会、しかも彼女は美しく成長していた・・・
っていう設定なのですが、アンジェラベイビーちゃん演じる
傲慢でひたすら強気な白娉婷を見ていると、
そこまで愛し抜く楚北捷がとにかく哀れでカッコイイ。
白娉婷の方は、謀反の冤罪をかけられた父と共に祖国を追われた後も、
兵学者だった父に兵法の密書を頭に叩き込まれ、
父亡き後は燕の国の敬安王府に引き取られ、
そこのおぼっちゃまである何俠の侍女となり、共に成長。
成長した白娉婷は何俠に求婚されるも
燕に侵攻してきた楚北捷に敗れ、
何俠の父である敬安王も燕王の謀略によって追い詰められ自刃、
逃避行中に何俠をかばって矢に打たれ、
生死を彷徨ってる所をお忍び中の楚北捷に救われる・・・。
ところがこの白娉婷、命の恩人に対してお礼を言うどころか
馬車を盗んで逃げて壊すわ、お見合いをぶち壊すわ、
挙げ句の果てに毒殺しようとするわ・・・。(゚Д゚#)ゴルァ!!
敬安王府に対する育ての恩に対し、侍女として忠義を尽くしてるのは設定上、
理解できなくもない。
心に片隅で申し訳ない思いをしていたと後に告白するんですが、
その時の白娉婷には、そんな思いを微塵も感じられない。(笑)
原作挿絵の白娉婷。
なよやかな感じです。
強い女性なのはわかりますが、微妙な感情の揺れを感じられないのは残念ですね。
とっても叙情的な場面を演出したりしてたのに、肝心のヒロインがさっぱりすっきり。
アンジェラベイビーちゃんの声を担当してたのは、中国時代劇を何本か観た人なら
絶対一回は聴いている声、季冠霖さんという方です。
調べてみると、
2006年版神雕侠侣の小龍女、劉亦菲、
2009年版倚天屠龍記の趙敏、安以軒、
美人心計の窦漪房、林心如、
2013年版笑傲江湖の東方不敗、陳乔恩、などなど
数々のトップ女優さんの声を当てていて、落ち着いた知的な声の印象が強い。
ちょっと並べてみました。
一人だけ韓国女優がいます。
後から声を当てるドラマでは、二人の演技者の合作になるので、
演技してる役者のビジュアルが強いと、ちょっと声で引いてくれると
いいのですが、中国ドラマは足し算の上に掛け算までしてくるので、
見てると疲れてくる時が多々ありますね。(;^_^A
なんか、いちゃもんつけてるようになっちゃいましたが、
面白い場面もあったんですよ、当然ですが。
個人的にはサブキャラが良かったと思います。
勇猛な将軍であり良き夫である凉国の則尹将軍とか、
楚北捷を愛しながら共に戦う燕十三娘とか、
めちゃくちゃ可愛い息子の楚長笑くんとか、
楚北捷の腹心の楚漠然とか。
楚漠然は特に酔菊と再会する場面の演技が良かったですね~。
「あぁ、この人酔菊が好きでずっと探してたのね、なのに・・・。」
って瞬時に理解できた表情でした。
4カ国の事情や登場人物たちの心情が複雑に入り乱れる「孤芳不自賞」
レゲエだったり・・・
男の色気ムンムンだったり・・・、
勇ましかったり・・・
相変わらずキスシーンが上手かったり(ここは自粛)
の鐘漢良君が堪能できました。(*´艸`*)
・・・結局最後はそこか。(自爆)