お盆にお茶
皆様、こんにちは。
お茶で、あなたに癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】の金久保です。
もうすぐ、お盆休みですね。
関東の空模様は「これから梅雨明け?」って気分ですけど(汗)。
お盆には暑い夏が戻ってきそうですね。
さて、お盆休みには田舎に帰省する方も多いと思います。
お盆と言えば、よく仏壇の仏様にお茶をお供えしますよね。
今日はそんな風習について書いてみたいと思います。
お茶を仏事に使う習わしは、中国からお茶の種子と抹茶法を持ちかえった僧・栄西が、著書「喫茶養成記」で茶の功徳を説いことに始まります。
当時(奈良、平安、鎌倉の時代)は、中国からお坊さんを招き、仏教の考え方を教わり、それを基本に日本の政治が行われていたようです。
その中国の僧達が、日本に渡って来るときに自分の健康管理のために薬草として「お茶」を持ってきました。
座禅を組むのに、お茶のカフェインが目覚ましをしてくれる。
食事の後にお茶を飲めば、殺菌作用から食中毒の心配がないなど、体験から「お茶」は「万病の薬」と信じられていました。
中国から来たお坊さんは、毎日仏壇に日頃健康を守ってくれるお茶に感謝をこめて、そのお茶をお供えしていました。いわゆる「献茶(けんちゃ)」です。
実は、これが日本の上流階級の日常の習慣に溶け込み、その後、広く一般庶民にまで、仏様にお茶をお供えする習慣が広まったそうです。
これが、仏事にお茶がよく使われる所以です。
感謝の意味で、仏様にお茶をお供えするんですね。
仏事に使われるから、茶は縁起が悪いんじゃないかと勘違いしていませんか?
地方によっては、立春から八十八夜に採れる新茶は、末広がり(八十八)で縁起が良いと結婚式の引き出物や慶事に使われるくらいです。
ついでに、お茶の効能を書いた文献に「茶十徳」とういのがあります。
茶十徳とは、今から800年ほど前に、茶祖と呼ばれる栄西禅師(えいさいぜんし)の弟子・明恵上人(みょうえしょうにん)が、京都の栂尾(とがのお)高山寺の庭に茶の種を蒔き、お茶を飲むことの効用を十か条にし、広めたことに由来します。
その十の効用とは…
「諸天加護」
お茶は強く根をはり、一年中緑を保ち、その生命力があなたを守ります
「無病息災」
お茶は養生の仙薬ともいわれ、効用は様々あり、毎日を健康に暮らすことができます
「父母孝養」
お茶の深い味わいは素直な心を芽生えさせ、父母への感謝の心を育みます
「朋友和合」
一服のお茶が楽しい語らいを生み、家族の団らんや友愛の心を育みます
「悪魔降伏」
お茶の香気やビタミンCで疲労は解消され、心の迷いまでも払拭されます
「正心修身」
茶道として活きている風習は、精神修養の効果があります
「睡眠自除」
お茶は神経を活発にさせ、頭脳と血液の循環を増進し眠気を払います
「煩悩消滅」
お茶の香気は、わずらわしい世事の疲れを忘れさせ、清々しい気持ちになります
「五臓調和」
お茶に含まれるたくさんの保健成分が、体全体のバランス維持に役立ちます
「臨終不乱」
お茶は昔から仙薬として珍重され、毎日飲むことで心の平静を保ち、天寿を全うできます
体にも心にも良いお茶をどんどん飲みましょう♪
お茶のカテキンは殺菌効果が高いので、食中毒予防にも有効ですよ。
食後に飲むのと、調理時にまな板や包丁の殺菌が効果的です。
もちろん、帰省のお土産にも喜ばれますよ。
相手の健康を気遣い敬うギフトとして、日本人の思いやり精神にもピッタリでしょ。
