激流五鱗書+ -174ページ目
明日は北を目指す旅
出雲は日御碕でヒラマサ
その予定
それに向け本日は仕事
仕事をしていた
昼過ぎまでは。
突然、耳元で囁かれた
釣神に。
「お前は南を目指すべき」
御意
助手席には

我夢者
気が付けば

太平洋を見ている。
中五日で太平洋
一人で太平洋

いや、
相棒FJと一緒に。
船も宿も
まだ決めてはいない。
何とかなるだろう。
出る船に乗れば良いこと。
とにかくあの町を目指す。
長男は出張で不在
晩飯は何を食べようか。
心の中では決めてはいるが。
気儘な一人旅
矢沢ガンガンで
人生も車もぶっ飛ばす。
贅沢釣行
二日釣り
沖鵜の二島で
欲張り釣行
暑さは人を熱くする。
暑さは人を狂わせる。
テンションMAX
頭と身体は壊れる寸前
男前な船長操る
初福渡船

本日はお世話になります。
キビナゴ、ルアー、底物、
六名の釣り師を乗せ
片島港を出港

宿毛越しに朝焼け
本日の磯周り
「ノコバエ」
とは言え
沖の島は貸切状態
一つバエに三名を降ろし
向かった先は南面

大小島を回り込み
船は何処まで走るのか。
期待に胸が膨らむ。
磯周りである
ノコバエの前で船は減速し
船長から呼ばれた。
船長「海人君どこが良い?
チョボとかも面白いかもよ」
私「出来れば大バエに
お願い致します!」
船長「最近、大バエから
岬にかけては
モンツキくらいしか
釣れて無いけど大丈夫?」
私「はい、大丈夫です!
大バエは三月の調査釣行時に
タマンの気配を感じたので
もう一度試してみたくて」
船長「了解、ダメだったら
二並の方まで走るから
とりあえず試してみてや」
と言い残し
男前な船長は
かっこ良く
走り去って行った。
沖の島海域
最南から最北まで
一人の客の為に。
有り難き
そのお言葉に、
決して甘えてはならぬと
強く心に誓った。
と言うことで
本日の舞台は

大バエ
その船着きで

いざ開始
潮良し
朝マズメ
雰囲気は最高
すぐにでも
ラインが弾かれそうだ。
だが、
それに反し
静かに時が流れる。
開始30分
ようやくラインが走る。

本命メガネハギ
日が登り
島向こうだった太陽光が
海面を照らし

光が海中に射し込んだ。
それは
戦いが始まる合図
フィッシュイーターは
獲物を目で追い捕食する。
20m沖で
ベイトが追われる。
追われる先に
すかさずキビナゴを置く
すぐに
ラインが弾かれた。
なかなかの手応え
走る相手

本命ナンヨウカイワリ
しかも良型
潮が下げ始め
サラシが強くなる。

沖に伸びるサラシに
ラインを取られない様に
ウキを沈め
仕掛けを棚に送り込む。

針先まで一直線な仕掛けに
気配を感じる。
その途端に
バチバチバチと
スプールから
ラインが弾け飛ぶ。
ベールを起こし
強いアワセを叩き込む。
突っ込む相手
竿は強く叩かれる。
奴を確信

大本命タマン
やはり居てくれた。
大バエでもタマン
外せない相手
どの磯でも必ず釣る。
それが私の掟
「私、失敗しないので」
と、いつかは
胸を張って言える
キビナゴ師になりたい。
水島二番も次は必ず。
タマン狙いだと
この魚のサイズも良い

「デカイ魚は潮に付く」
その自論だけを信じ
常に潮を釣る。
突いて来ていた潮が
沖に跳ねた。
沖の本流
跳ねた潮
それらが重なる点で
ウキが消し込む。
アワセと同時に走る
潮を上へ下へと
そして突っ込む
足元まで浮かない相手
水中で光った。
青物だと分かった
本命イトヒキアジ
GTモドキでも
このサイズなら大満足
沖の島
この島のポテンシャル
半端ない。
ぶっつけの潮が緩む
潮目が磯から離れる
30m沖に
あの潮が出来る。
優しくウキを置く
馴染むと同時に
ウキは素早く
グランブルーな世界に
引き込まれた。
竿を叩く
タマンを確信
浮かせる
タマンを確認
後はタモで掬うだけ
だったが、
またまた強いアワセを
何度も入れた。
入れまくった。
何故なら
取られたくないから
チョコボールに。
昨年の10月
ムロバエで戦ったアヤツに。
赤黒く巨大なアヤツに。
またまた
私の目の前に現れた。
そう、
クエと呼ばれる巨大魚
体長150cm超のクエが
愛する魚タマンに
襲いかかり咥え付いた。
それが悔しくて
大アワセを何度も入れ、
アヤツの口から
愛するタマンを奪還した。

大本命タマン
良かった良かった。
救出成功
が、しかし
タマンの裏側は

無残な姿になっていた。
ゴメンよタマン
こんな姿にしてしまい。
そう心から謝り
ナイフで絞めた。
タマンにしてみたら
どちらも地獄かもしれない。
いや、
私に釣られる方が
幸せに決まっている。
それにしても
良型タマンを丸飲みにする
魚がいる沖の島で、
今の釣りで満足とは
決して言えないと感じた。
竿は強く
夢は大きく
いずれは
あの魚と対峙したい。
いや、する。
必ず。
そう心に誓い
アヤツの残像が消えぬまま

本命モンツキを
黙々と釣り続けた。

モンツキは
キビナゴを丸飲み
クエは
タマンを丸飲み
この違いは大きい。
この違いが私を熱くする。
知ってしまった。
次の世界
腕っぷしの良い
息子らとならやれる。
いつの日にか親子三人で。
持ち帰りは

タマン57cm~
モンツキ52cm~
ナンヨウカイワリ50cm
イトヒキアジ70cm
酷暑に耐え抜き少しだけ。
迎えが来た。

本日はお世話になりました。
夢舞台

大バエの全景
前に広がるは

太平洋の水平線
すぐ横には

白い絶壁
そんな
絶景の沖の島と

暫しの別れ
何度来ても
魅力の尽きない島
行けば行くほどに
未知なる魅力に
強く引き込まれる島
沖の島
ありがとう沖の島
また来るから
すぐに。
帰り次第に
次の予約をした事は
言うまでもない。
この夢旅は永遠に続く。
夢よ覚めるな。
毎日飲む
それは
私の決まり事

現在の片島港
快晴
北の風少し有り

お世話になりました。
そして、
ありがとう御座いました。
また来ます。
すぐに。
私の夢舞台だから。
次回は

岡崎船長
よろしくです。
長男は
地元の方々の釣り場
足摺の磯へ
そこで
南方系の魚を狙い
キビナゴの釣り
ほんま釣りが好きやな~
タマン釣れよ!
私は今から
ひろめ市場を目指します!
昼酒
ヤッホ~イ♪
運転は次男に任す!
長男が
ちょくちょく
お世話になっている

こちらのお店で
本日 釣った
タマンとモンツキを
美しく料理して頂きました。

タマンは刺身
モンツキは焼き切り

ハイボールで乾杯
最高の幸せを味わえた。
大将、
ありがとう御座いました。
こちらのお店には
何度もお邪魔させて
頂いており、
磯スペ取材の
前夜の打ち合わせにも
使わせて頂き、
雰囲気、味、共に良く、
「福なが」と合わせ
宿毛での
お気に入りの一店です。
高知県は宿毛市
その沖に浮かぶ島
沖の島
長男の就職での
移住を切っ掛けに
沖の島を知り
沖の島の釣りを知り
そして新たに
キビナゴの釣りを始めた。
沖縄の形で。
その釣りを楽しむ
今現在、
岡山に居ても
毎日が最高に楽しい。
宿毛に住む
長男に感謝する。
宿毛 最終夜

その喜びに
独り、
宿の部屋で乾杯をする。
ありがとう。
明日は
大好きな岡山へと帰る。

