還流 | 激流五鱗書+

激流五鱗書+

我釣りにおいて後悔をせず

旅へ


春旅


独り旅


四ヶ月ぶりの浪漫飛行


嫁さんには感謝


ありがとう


バックパッカー


相棒と


その名もピーちゃん


黄色いアヒル


もちろん


こちらも忘れずに


何処へ


島へ


呼ばれるように


デイゴの花も咲き乱れ


季節はうりずん


夏を先取り


行って来ます。

二十歳の頃


大都会は東京の時代


人ごみ


ストレスの限界


テレビから流れる


この曲に


胸打たれて


羽田へ


適当にチケットを買い


JALに飛び乗る


片道切符


ネットの無い時代


頼れるのはるるぶのみ


それを握りしめ


気が付けば


石垣島


そこから更に船に乗り


西表島


ここが日本の端っこか


まだ与那国を知らない若造


満足気


港で探して


宿は


うなりざき


そこでダイビングと出逢い


一瞬で虜になる


夢中


約一ヶ月間の滞在


毎日


海で遊び


夜は酒


今思えば


あれが起点だった


その日から


三十四年近く経つ


人生は早い


当然それからも


八重山へは幾度となく渡った


三十一歳の時


移住の夢も叶えた


家族を巻き添え


三年間


ただただ楽しかった想い出


もちろん


これからも


飽きることなく


原点回帰


やいま


ただひとつの歌を


いつまでも


何度でも。