令和六年
御年賀
キビナゴ部宛
この舞台
思い出す感動
激本流を流し切る
巨大なリールに巻いてある
極太の糸が弾き飛ぶ
ベールを起こし
強いアワセ
それを何度も叩き込む
重量感
これこそは本命
ノンドラグで受け止める
6号と言う名の剛竿
期待に反して
いとも簡単
満月にブチ曲がる
いざ格闘
獲るか獲られるか
呆気なく
根ズレで飛ばされる
完敗
堪らない
ふと
数年前を思い出す
こんな台詞を並べたブログ
恥ずかしいやら
恥知らず
とは思えど
今よりも熱かった
過去の自分
確信
やはり
辞められない
これ以上の快感は無し
この釣りこそが
我が最終形
だよな
だったよな
そんな頃が恋しくなる。