鬼門 | 激流五鱗書+

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我釣りにおいて後悔をせず

磯釣り求めて日振島
 
春グレ終了
 
端境期
 
本命無き釣り
 
天気は爆風
 
三浦渡船
本日もお世話になります。
 
午前5時45分
 
いざ出船
信頼の船長
 
選択肢は三ヶ所
 
早磯3番、ムラコシ3番、
 
そして10番沖側、
 
その中から
 
降ろして頂いたのは
日振島10番沖側
いざ開始
 
北への満ち上がりの潮
 
北からの爆風
 
下げれば冷たく
 
上げれば小イサキ
 
挿し餌はほぼ丸残り
 
磯際のご馳走
良型カワハギ
 
自己記録に喜ぶ。
 
午前9時
 
風が爆から超爆になる。
 
10番沖側
 
大波を被り
 
立っている事さえも困難に。
 
竿は常に極曲がり。
 
50cmのグレが乗った状態
 
それでも
 
沖側は捨てられない。
 
磯替え無し。
 
魅力的な潮流
 
型狙い
 
ワンチャンスに懸けて
 
死に物狂い
 
踏ん張り続け
 
磯釣りを楽しむ。
 
午前11時
 
磯を洗う大波
 
身体を押す突風
 
海面上で波飛沫が舞い踊る。
 
帽子は吹き飛び
 
海の藻屑へ
 
そのうち自分自身も。
 
ただただ恐怖
 
体感では風速20m近い
 
ついに限界が来た。
10番水道側へと非難
 
この磯壁も
大波が駆け上がっていた。
 
風は強まる。
 
水道側でもかなりの爆風
 
両手で支える竿
 
竿引きアタリから
イサキが釣れた。
 
移動するもグレは釣れず。
 
されど
 
本命無き釣り
 
心底磯釣りを楽しめた。
 
迎えが来た。
本日もお世話になりました。
 
帰りの石鎚PA
 
今シーズン最後の
カツカレーで打ち上げ
 
鬼門の三月
 
微妙な季節
 
釣れても小型
 
復習はしても
 
リベンジはしない主義
 
桜鯛まで仕事に専念
 
釣りは春眠
 
心に誓う
 
春の嵐は恐ろしい。