秋磯 | 激流五鱗書+

激流五鱗書+

我釣りにおいて後悔をせず

夏磯に

夏魚を求めた

文葉月

その勢いをそのままに

気付けば長月

赤トンボが舞う

秋磯に

彩り豊な秋魚を狙う。

豊丸
本日もお世話になります。

乗船客は24名
キビナゴ師にルアーマン

磯周りは
「一つバエ」

その一つバエに近付き
船長から一番に呼ばれた。

船「海人君、親子三人で
     一つバエに行こうか」

私「かしこまりました」

で決まった
本日の舞台は
名礁「一つバエ」
大好きな磯の一つ
この一つバエは
足場が最高

息子達も
素早く準備を済ませ
いざ開始

一番に始めていた次男が
すぐに何かを掛けた。
走る相手を
力でねじ伏せた。
本命ソウダ鰹
次男は
今回の釣りを前に、
「鰹類が釣ってみたい」と
言っていただけに
喜んでいた。

その笑顔に安心し、
私もそろそろ
いざ開始

潮は上り潮

本命の潮

あの潮を見付け出すのは
容易だった。

一投目

仕掛けが馴染む。

ウキが消し込み
ラインが走る。

が、しかし

針掛かりはせず。

すぐに打ち返す。

巨大なウキは
しっかりと
あの潮を捉えている。

仕掛けも馴染んだ。

一瞬でウキが消え去った。

シモリに向け
激しく突っ込むその相手

重さは無いが強い

そして叩く

その剛を剛で征す。
大本命タマン
沖縄の三大高級魚

開始二投目にして
私の仕事は終わった。

気楽になる。

息子達の釣りを見学

長男が掛けた。
毎日、宿毛の海で
釣りをしているだけあって
竿捌きは手馴れたもので、
海の重戦車を
軽々と浮かせてみせた。
本命ヒブダイ
沖縄では人気魚
高知でもたぶん人気魚
知らんけど。

今の私は食べない。

石垣島では食べていた。

見ているだけでは暇なので
私も釣りを再開し、
一つバエの全方向を楽しむ。
本命アカハタ
本命アカササノハベラ
本命ダツ
本命キツ

遊びながらも潮を探す。

本日の潮は面白い

上げたり下ったりを
頻繁に繰り返す。

それは逆に
魚が喰うチャンスが増える。

一つバエの東側
50m沖に
気になる潮を見付けた。

下り流れの本流の下に
潮壁から
仕掛けを入れ込む。

ウキが消し込まれ
ラインが走る。

強いアワセを叩き込む。

沖に向け
一気に走る相手

力ずくで止めに掛かる。

ラインが根に触れる。

ベールを起こし
相手を沖に走らせた。

ラインが浮いた。

戦いを再開した。

尚、走る相手

タマンでは無いと確信

姿が見えた。
本命スマ鰹

紋が一つ有る
沖の島で釣りたかった魚

モンズマならぬ
本スマ鰹

タマンも嬉しいが
これには流石に喜んだ。

その潮の下に
またまた気になる潮

ウキが消し込む。

タマンに似た引き
本命イソフエフキ
別名クチナジ
名前通りに
口の中が赤い魚

石垣島での
リーフゲームでの人気魚

もちろん私も
ほぼ毎日釣っていた。

沖の島にて
久々に出逢えたクチナジ

嬉しかった。

あの潮探しに
奮闘する息子達二人
その謎解きに兄弟で挑み、
長男が勝った。
大本命タマン

流石に
海のプロフェッショナル

良くやった。

それに感化された
次男も頑張る。

が、しかし
本命モンツキ

となれば
当然、長男も
本命モンツキ

二人で掛け合い合戦を
楽しんでいた。

その光景は微笑ましい。

兄弟二人の戦いを
私は邪魔せず、
一人で潮を探し続ける。

あの潮探し

ただひたすらに

タマンの潮探し

そして見付けたあの潮を。

下り潮の本流

その際に見付けた。

そこに
巨大なウキを
そっと置く。

馴染む仕掛け

ウキ入れと同時に
スプールからは
ラインが一気に弾き飛ぶ。

叩く相手

強い相手を

真っ向勝負で征した。

タモ助は次男

一発で決めてくれた。
大本命タマン

最後の一投でも決めた。

「私、失敗しないので」

そのセリフ
今回も繋げられた。

持ち帰りは
タマン50cm~
イソフエフキ40cm
アカハタ30cm
スマ鰹52cm
ソウダ鰹45cm
秋磯の幸を少しだけ。
モンツキ多数リリース
長男宅にて
すぐに捌き頂いた。

美味かった。

一つバエからの景色
北方向(ヒラバエ、二並島)
北西方向(裸島、鵜来島)
東方向(ビロウ島、柏島)
南方向(太平洋)

迎えが来た。
本日もお世話になりました。

沖の島よ
一つバエよ
ありがとう。

明日の朝まで暫しの別れ。

無事に帰港
同船の皆様
本日はお疲れ様でした。

明日はノコバエ周り

今日の釣り
終わればすぐに
明日の釣りに
気持ちは切り替わる。

その前に
福なが」で
鰹のタタキが待っている。