釣神に囁かれ
突然、南を目指す。
面舵一杯
進路は南へ
そこに釣神はいた。
心の中に。
宿毛に着き船長に連絡
予約完了
ついでに
宿と食事処も。
この自由感がたまらない。
高知最高
岡崎渡船は豊丸
本日はお世話になります。
本日の磯周りは
「ムロバエ」
予約客は7名
キビナゴ、ルアー、底物、
島泊まりの客を除く
5名の釣り師を乗せ
船は片島港を出港した。
遠くに宿毛を眺め

朝焼けの美しさに感動
先ずは、
島泊まりの客2名を迎えに
母島港へ入港する。
その後、
一路ムロバエを目指す。
船は我々の期待を乗せ
快調にぶっ飛ばす。
それが突然
異音の後にいきなり減速
船長から
「ペラに何かを巻いた」
一旦、母島港へ戻る。
激しく巻いたらしく、
すぐの出港は無理との判断
そこへ助け船
夏休暇中にて
たまたま島に居られた
澤近渡船

皆でそちらへ乗り移り
再出港
悲しきかな
快調に走る望洋丸
ムロバエに3名降ろし
船は更に南へ向け走る。
そこで呼ばれた。
本日の舞台は

大バエ
二週連続
やり残した事があるので。

澤近船長、
ありがとうございました。
赤黒いアヤツも
気にはなるが

私はやっぱり
タマンが釣りたい。
その大本命の型を狙い

いざ開始
開始後30分
薄暗かった海面に
戦いが始まる合図
午前6時55分
美しく変貌した海
ウキが潮を掴んだのか
ラインの張りが緩む。
少しだけ誘う
微かな前アタリの後
極太なラインが弾き飛んだ。
ベールを起こす。
竿に腕に全身に
魚の重さが一気に乗る。
間髪入れずに
アワセを叩き込む。
深場の本流で掛けた魚は
それはそれは激しい重量感
竿が起こせない。
締め切った筈のドラグからも
チリチリとラインが
引き出される。
それをハンドドラグで止め、
何度か襲ってきた
激しい突っ込みに耐える。
耐え抜く。
耐え切った。
突進を諦めた魚が
横を向く。
その一瞬の隙を見逃さず、
一気に竿を立て
やり取りを開始した。
魚は深場の利をいかし
縦横無尽に泳ぎまくる。
右にはハエ根
そこを回られたら万事休す。
全身全霊で止めた。
強く叩く魚
タマンを確信
それもデカイ個体
とにかく
巻いて巻いて巻いて
海中に姿を確認した。
タマン
最後は全力で浮かせた。
これは絶対に
赤黒いアヤツには
くれてやらん!
出てくるなよと
心から願い
素早くタモを伸ばした。
タモに入った。
激しく重い

大本命タマン
それも良型
針掛かりはバッチリ

これぞタマン
堂々たる魚体
この魚に逢う為に
沖の島へは来ている。
たまらない喜びが
全身を激しく突き抜ける。
釣り最高!
沖の島最高!
と、磯で一人叫んだ。
「私、失敗しないので」
とは言わない。
言えない。
まだまだ半人前の釣り師
この一発に納得し
暫し休憩を挟む。
15分後に再開
沈め込んだウキが
またまた棚を捕えた。
ラインが出る。
アワセを叩き込む。
軽い相手

本命メガネハギ
次の投でも
気持ち良くラインが出たが
針掛かりはしなかった。
すぐに打ち返す。
が、しかし
そこにはもう
ウキを引っ張り
引き込んでくれる潮は
無くなっていた。
潮が止まった。
釣り開始から一時間程で。
潮を釣る私にとっては
手も足も出ない状況に陥る。
海を眺める

先週までの
暑さはどこへやら。
今週は
秋を感じる清々しさで
気持ち良く釣りが出来た。
自己記録更新ではないが
今回もタマンに出逢え
気分爽快
そのアドレナリンが
切れぬ内に
FJに荷物を積み込み、
急いで宿毛を後にした。
独りでのんびりと宿毛
独りで集中し沖の島
悪くない。
次回は。
多分すぐに
次男と二人で沖の島
掛かる費用は二人分
次男も釣りも悪くはない。
ハメた私が悪いだけ。













