挨拶 | 激流五鱗書+
暗闇に人影
出船前の
まだ暗い港の光景
見知らぬ方々へ
こちらから挨拶をする。
気持ちの良い一日が始まる。
三浦渡船は満員
今週は
天吉丸で日振島へ
お初の渡船と船長
よろしくお願い致します。
磯着け開始
その三ヶ所目に呼ばれた。
降りたのは
横島にあるニシバエ
初めての磯に期待する。
7時20分
海に挨拶
一礼し開始
すぐに返事が来る。
30㎝までのグレが
行列を成し
挨拶をしに来てくれる。
それに混じり
イサキ
石鯛
その他
カワハギ、キタマクラ、
ベラ、スズメダイ、
等々も丁寧に
ご挨拶をしに来てくれた。
その行列の長さ
流石に返答に疲れた。
そこで
この場を去る事に決めた。
10時30分
見回りの船に飛び乗り
日振島16番へと移る。
11時過ぎ
釣りを再開
着いてすぐ
ご挨拶がてらの米糠を
心から喜んでくれた。
36㎝
それに続き
40㎝
餌取りのご挨拶は無し
ウキが入れば本命
そして
そんな楽しい時を
二時間ばかり過ごした。
持ち帰りは
42~30㎝のクチブト
美味しいカワハギ
それらを
ご近所への
挨拶分にと少しだけ。
13時55分
迎えが来た。
本日はお世話になりました。
横島ニシバエから
日振島16番への磯替え
その機動力に
感心すると共に
心より感謝致します。
帰りの石鎚PA
この季節が来た。
毎週末が楽しいと
時が経つのを早く感じる。
その分
人生も早く感じる。
明日ある息子の結婚式
その最後に
新郎の父として
来賓の方々へ向けての
感謝とお礼のご挨拶がある。
何をどう話そうか。
考えたら眠れなくなる。
それでも寝るが。
何とかなるだろう。

