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【詩篇36篇】o19 指揮者のために。主のしもべ、ダビデによる
psm36:1 罪は悪者の心の中 に語りかける。彼の目の前には、神に対する恐れ がない。
psm36:2 彼はおのれの目で自分にへつらっている。おのれの咎を見つけ出し、それを憎むことで。
psm36:3 彼の口のことばは、不法と欺きだ。彼は知恵を得ることも、善を行なうこともやめてしまっている。
psm36:4 彼は寝床で、不法を図り、よくない道 に堅く立っていて、悪を捨てようとしない。
psm36:5 主よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。
psm36:6 あなたの義は高くそびえる山のようで、あなたのさばきは深い海のようです。あなたは人や獣を栄えさせてくださいます。主よ。
psm36:7 ★ 神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。人の子らは御翼の陰 に身を避けます。
psm36:8 彼らはあなたの家の豊かさを心ゆくまで飲むでしょう。あなたの楽しみの流れを、あなたは彼らに飲ませなさいます。
psm36:9 いのちの泉 はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。
psm36:10 注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に。あなたの義を、心の直ぐな人に。
psm36:11 高ぶりの足が私に追いつかず、悪者の手が私を追いやらないようにしてください。
psm36:12 そこでは、不法を行なう者は倒れ、押し倒されて 立ち上がれません。
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おはようございます。
昨日は帰り途中 万代に買い物をしていたら
大雨に遭遇。
帰りはビショビショ・・・。
大変でした。
では今日も共に詩篇を。
今日僕の心に届いたのはこんな言葉。
psm36:10 注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に。あなたの義を、心の直ぐな人に。
psm36:11 高ぶりの足が私に追いつかず、悪者の手が私を追いやらないようにしてください。
で、何故だかこんなマザーテレサの言葉が心に湧いてきた。
1. 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。
2. なにか良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
3. 成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。
4. 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。
5. 正直で率直なあり方は、あなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。
6. 最大の考えをもった最も大きな男女は、
最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
それでもなお、大きな考えを持ちなさい。
7. 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後ろにしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8. 何年もかけて築いたものが、一夜にして崩れさるかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。
9. 人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。
10. 世界のために最善を尽くしても、
その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
不法をおこなおうとする人がたくさん居てる。
でも、きっと大丈夫。
マザーテレサさんが体験したように、僕らは不法を行う人に巻き込まれないでも大丈夫。
僕らに与えられている場所で
しっかり希望を失わず過ごしましょう。
psm36:7 ★ 神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。人の子らは御翼の陰 に身を避けます。
きっと、大丈夫。
神様の恵みの方がスゲー筈だから。
ダビデさんが体験しているように
僕らにもきっと体験するはずなんだから。
誰も見ていないかもしれないけど、神様はいつも傍でみていはるから。。
「 失望せずにあなたはよく真実に立ち続けたね 」 って。
僕らの行いに失望しないで
神様の恵みに驚くことが出来ますように。
忍耐が必要だろうけど、きっと将来であう喜びを期待しながら過ごせたらいいですね。
心が否定しても、バイブル(神様)の言葉を選んで過ごせたらいいですね。
だから、大丈夫だ!と言葉を発してみませんか?
僕らは今日も大丈夫!!
神様・・
eps1:17 どうか、私たちの主イエス・キリストの神 、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、私に与えてくださいますように。
eps1:18 また、私の心の目 がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、
eps1:19 また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、私が知ることができますように。
ジーザス(イェス様)の名前で
a-men.
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詩36篇(1)「尊い」 יָקָר ヤーカール
〔カテゴリーその他〕
7節「神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。」(前半)
Keyword; 「尊い」 precious, priceless, high-grade 高価な、計り知れない
Ps 36:7/37:20/45:9/116:15/ Ⅰking 5:17,/7:9, 10, 11
- 詩36篇の5節~11節は、詩篇の中でもひときわ神の属性をたたえたすばらしい箇所です。この箇所は大きく二つの部分に分けることができます。一つの部分(A)は5節~7節前半、もう一つの部分(B)は7節後半~11節です。第一の部分(A)の結論というべきキーワードは、「あなたのいつくしみはなんと尊いことでしょう」という驚きです。(B)のキーワードは「注いでください」です。
- (A)のキーワードである「なんと尊いことか」マー・ヤーカール(מָה יָּקָר)。ここで作者が何に驚嘆しているのかというと、神の恵み(へセド)、真実(エムナー)、義(ツェデェク)、さばき〔はからい〕(ミシュパート)がすべてのものの上にあること、そして、人と獣(生きもの、たとえば、一羽の雀や烏にさえも)の上に等しくあるということです。Above All の驚きです。感性的な表現が多いため、多くの聖書がそれぞれ苦心して、それぞれ味わい深く訳していますが、なかでも典礼訳がひときわ心魅かれます。典礼訳では「なんと尊いことか」の部分を「はかり知れない」と訳しています。
- 「神よ、あなたのいつくしみは天に広がり、そのまことは世界に及ぶ。あなたの正しさはそびえ立つ山、そのさばきは深い海。
神よ、あたなは人とけものを救われる。神よ、あなたのいつくしみははかりしれない(5~7a)」
- ヤーカールיָקָר(yaqar)は動詞ではなく形容詞です。高価で、尊く、計り知れないという意味です。名詞のイェカールיְקָר(yeqar)は、「栄華」(49:12, 20)「宝」を意味します。
- 後半の(B)も実に味わい深い内容です。これは(A)に基づいて語られる内容なので、バルバロ訳ははっきりと「そこで」(ו)という接続詞を入れて訳しています。そこで、人々は御翼のかげに隠れ場を見出し、そこに身を避けるのです。以下は、典礼訳。
「あなたの翼のかげに人々はのがれ、あなたの家の豊かさ(原語は「脂肪、膏」)に飽かされ、喜びの川から水を飲む。(原文にはこのあと「なぜなら」という接続詞がある)いのちの泉はあなたのもとにあり、あなたの光のうちに、私たちは光りを見る。あなたを知る者に、いつくしみを、心の正しい人に豊かな恵みを注いでください。(7b~11)」
- 典礼訳、フランシス会訳が「義」(6, 11節)を「豊かな恵み」と訳しているのは趣き深いものがあります。それを絶やすことなく「注ぎ」続けてくださいと祈っているのです。
- (B)のキーワード「注いでください」は恩寵用語Ps36(2)を参照。
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E6%81%A9%E5%AF%B5%E7%94%A8%E8%AA%9EPs36%281%29
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詩36篇(2)「注ぐ」מָשַׁך マーシャフ
〔カテゴリー賦与〕
10節「注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に。あなたの義を、心の直ぐな人に。」
Keyword; 「注ぐ」 continue
- 10節の「注いでください」の「注ぐ」と訳されたマーシャフמָשַׁך(mashakh)は、多くのニュアンスをもった動詞です。「引き上げる」(to raise)、「広げる」(to extent)、「引き寄せる」(to draw)、「そそのかしておびき寄せる」(to entire)、「待ち伏せして捕える」(to siege)、「楽器などの音を長く吹き鳴らす」、そして「続ける」(to continue)などです。詩36篇10節では、最後の「続ける」という意味で使われています。旧約では36回。継続的な時間的延長、および、空間的拡張をイメージさせることばです。
- 日本語訳を見ると以下のように訳されています。
- 「常にありますように。」(新共同訳)
- 「絶えず・・・施してください。」(口語訳)
- 「絶やさないでください。」(岩波訳)
- 「・・を保たせ、・・を絶えず与えてください。」(関根訳)
- このように、マーシャフמָשַׁך(mashakh)は、絶えず、保たせ、絶やすことなく与え続けること、注ぎ続けることを意味します。
- そこにある思想は、持続性、継続性、保持、恒常性と言ったイメージです。作者は、神の恵み(へセド)、真実(エムナー)、義(ツェデェク)、さばき(はからい)(ミシュパート)、これらはすべて契約のかかわり概念の用語ですがヘブライ的な表象でたとえられています。
(1)<確かさ>(5~6節)・・「天」「雲」(原文は「空」)「山」「海」は確固不動の表象。
(2)<尊さ>(6節)・・「人や獣を栄えさせ、しあわせにする」はかり知れない高価な恵み。
(3)<豊かさ>(8~9節)・「楽しみの流れ」、尽きることのない無尽蔵な「いのちの泉と光」
- 10節の「注いでください。あなたの恵みを・・あなたの義を」とありますが、おそらく、真実もさばきも含まれていると思います。つまり、神の恵み、真実、義、さばきの(はからい)の<確かさ><尊さ><豊かさ>が讃えられていると同時に、それらが継続し広がっていくことを祈っています。それがここにある「注いでください」という意味です。
- この詩36篇の構造は、神を恐れる者とそうでない者との対比が描かれています。自分の良心を欺き、決して悪を捨てようとはしない悪者が、その決意にもかかわらず、その結末は、必ず倒れ、再び立ち上がることができないことが宣言されています(12節)。それに対し、神の恵みの御翼の中に身を避けようと決心した者たちは、神の恵み(真実、義、さばきも含めて)の中に、絶えず保たれ、常に引き伸ばされ、拡張されていくことを信じて祈っているように思います。
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E6%81%A9%E5%AF%B5%E7%94%A8%E8%AA%9EPs36%282%29
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