当院も6月に開院して5カ月が経過しました。


このブログも7月5日から書き始めて4カ月が経過しました。



メインのテーマは「透析量を増やそう」「血流量を上げよう」


「透析時間」を増やそうと「しっかり食べて栄養状態を良くしよう」


をテーマにしてきました。



若い女性はドライ・ウエイト(目標体重)を上げる事に抵抗を覚える


患者さんもいらっしゃいますが、きっちりBMI(体重(kg)÷(身長(m)x


長(m))の数値で表しておくと説明がしやすいです。



標準体重のBMI=22ですが、透析患者さんの平均のBMI=20です。


少なくとも20以上ないと、感性症の予備能力は落ちますし、抵抗力


も落ちます。



長時間(1回5時間~6時間)、週18時間以上透析している人の体重は


この5カ月間で確実に増加しています。毎月hANPを採って低い体重


設定にしないようにしています(正常値は43以下)。


若い人で60以下、高齢者で100以下を目標にしてドライ・ウエイトを設


定します。


(そのほかには、心エコー、胸部XP、家庭血圧、透析中の血圧)



このドライ・ウエイトが1kgから2kgは増加しています。


長時間透析を希望される患者さんには、とにかくしっかり食べてくださ


いと言っています。nPCR(蛋白異化率)が低い患者さんの中には


お肉が苦手な方もいらっしゃいました。鳥肉でもいいから食べてくださ


いと言い続けてきた結果です。



透析患者さんのBMIは実は24~26程度の少し小太りの人の方が


余命が長い事は良く知られた事実ですが、恐らく栄養状態の良さ


免疫力と密接に関係していると思います。




透析患者さんの栄養状態と透析量は相関関係に関係にあると考えて


います。


しっかり食べられる環境をまず作る事が大切です。


「まずは食べる」、「除水速度をDWの1%/H(実際にはDWx10ml/h)で


心臓に負担をかけず、血圧を下げない除水速度に設定できるだけ


透析時間を5時間~6時間に延長すれば、透析も安定して、毒素も


抜けて、血流量も安心して増やせます。



透析量を増やす事=除水速度をDWの1%の設定


=透析中の血圧の安定=透析間体重の増加(4%~6%)


(DWの6%増加しても6時間でゆっくり引けます)


=食べる事の制限を少なくする=栄養状態の改善。 



こうして皆さんの体重(DW)は増加していると思います。



MIA症候群の患者を救いだすには「透析液の清浄化」と「透析量の


増加」しかありません。