魔女の宅急便の冒頭が好きです。
練習のために鈴を取付けた木々に、ことごとくぶつかりながらも、なんとか箒を手なづけひとり修行の旅に出発する言わずもがなの名シーンです。
スランプやハプニングを経て、一回り成長した少女キキが綴るエピローグには、あの有名な言葉もしっくりときます。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
大好きな言葉。
ある意味人生の縮図ですよね。
キキはご両親にかと思いますが、私はどこの誰にというわけでもなく、ふと空を仰ぎ、この言葉を反芻します。
私のことを大切に思ってくれている誰かに無事を伝えたい。
それが私の座標確認だったりします。
木にぶつらないと空を飛ぶ感覚はつかめないし、もう知らないとその場から逃げたら自分が自分にあのキャッチコピーを言う権利を奪ってしまうし。
作品は変わるけど、やっぱり逃げちゃダメなんだなと。(笑)
あと何回鈴をならせば風にのれるかはわかりませんが、こうした視点の切り替えが未来を楽しみに変えてくれるのではないかと思うのです。
話変わって、先日、母と私の彼とで、いけばな協会展に行ってきました。
日本全国の様々な流派の生け花が並び、やはりそれぞれの色が。
小原流師範を持つ母のもと、30年余り育ったものですから、やはり一番見ていて落ち着くのは小原流の作品です。
琳派に通ずる、節度あるジャポネスクが、いちいち心をくすぐるのでした。
終わってからお茶をしながらの座談会。
私や彼の好みの共通点が母というフィルターで再確認できて、なんとなく棚ぼたな一日。
その後は、母の提案でエビスビール記念館に。
大人の社会見学です。
否、昼間から堂々とビールを飲むための大義名分です。(笑)
大人って楽しい!
この日は大人を楽しみ過ぎました。
第一ホテルの最上階ラウンジで強めのカクテルを堪能し、新橋の活魚屋さんで締めて。
とりとめのない会話で、お互いの大切にしている種を育ていく感じ。
もう少しこうしていたいなぁ。
そんなふうに感じさせる余韻こそ、同じ時間を共有する醍醐味なのかもしれません。






