自動車事故の示談交渉においてよく使われる「相殺払い(そうさいばらい)」とは、お互いに過失(責任)がある事故において、双方の損害額を相殺(差し引き)し、差額分だけを実際に金銭でやり取りして解決する決済方法のことです。
本来、お互いに過失がある事故では、双方の保険会社が相手の損害額に対して自社の過失割合分を相互に支払い合います(双方向の支払い)。しかし、これらを相殺してまとめることで、手続きの簡略化やトラブル防止を図ります。
💡 相殺払いの具体的な仕組み(例)
以下のような事故のケースで考えてみましょう。
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事故の過失割合:自分 30% : 相手 70%
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自分の損害額(車の修理費など):100万円
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相手の損害額(車の修理費など):50万円
1. 本来の補償額(相互に支払う額)
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相手から自分へ支払われる額:100万円 × 70% = 70万円
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自分から相手へ支払われる額:50万円 × 30% = 15万円
2. 相殺払いを適用した場合
70万円(もらうお金) − 15万円(払うお金) = 55万円
このように差し引きを行い、「相手(または相手側保険会社)から自分へ55万円だけが振り込まれて完了」となるのが相殺払いです。
📌 相殺払いのメリット
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振込や決済の手間が1回で済む お互いにお金を振り込み合う無駄なやり取りがなくなり、差額を支払う側(あるいは受け取る側)の1回のアクションで完了します。
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相手からの「未払いリスク」を防げる もし相手が任意保険に入っていない(無保険)場合や、自分側の賠償額を払ってくれないリスクがある場合でも、相殺することでお互いの債権・債務が確実に決済されます。
⚠️ 相殺払いを利用する際の注意点
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双方の「損害額」が確定しないと計算できない 双方の車の修理見積もりや怪我の治療費、過失割合がすべて確定するまで、最終的な相殺金額を算出できません。
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車両保険や人身傷害保険を使っている場合の処理 ご自身の車両保険などを先行して使用している場合、保険会社間の代位求償(保険会社が立て替えた分を回収する手続き)が絡むため、相殺の計算やお金の動きが複雑になります。実際の計算はすべて担当の保険会社に任せるのが安心です。
💬 当店で自動車保険をご加入のお客様へ
「相殺払いの案内が届いたけれど、この金額計算で合っているのかな?」 「相手が無保険で相殺にしたいと言っているけれどどうすればいい?」
事故の際のお金のやり取りや示談手続きは、聞き慣れない専門用語が多くて不安になりますよね。
当店で保険をご契約いただいているお客様は、疑問や不安な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。保険会社の担当者と連携しながら、お客様が損をしないよう分かりやすくサポートいたします!
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