開幕迫る「大阪・関西万博」 注目の新技術が目白押し 空飛ぶクルマは無人での飛行に|政治・行政・自治体|紙面記事
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開幕まであと100日あまり。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに半年間にわたり開かれる祭典では、次世代のモビリティと結びつく新技術も数多く披露される。半面、期待された「空飛ぶクルマ」は乗客を乗せず飛ぶことに。会場への輸送対策などへの懸念も拭えないままだが、こうした逆風をはねのけ、進歩への道筋を示すことが期待される。 近未来の基盤技術が陽の目を見る半面、モビリティの将来像は〝視界不良〟だ。とりわけ目玉として喧伝されてきた空飛ぶクルマは、型式証明手続きの難航なども響き、商用運航を目指していた4者全てが計画を撤回した。デモ飛行などは行われるが、来場者が上空から木造の大屋根リングを眺めることはできなくなった。