ホームグランド 谷川岳
3年ぶりに山に行ってきた。
一昨年の2月に左足首を複雑骨折して入院手術して以来、
街中を歩いていても何となく左足をかばって、
どうもバランスが悪くふらつくので、山に行くのをためらっていた。
当然その間運動らしい運動もせず、足腰の衰えを痛切に感じていたので
今回は楽なコースを選択した。
実は3年前の2月には西黒尾根から登ろうと、やはり単独で出かけたが、
ひどい吹雪と新雪の深さで尾根筋に出たところで断念し撤退した経緯がある。
それを踏まえ、今回は天気図をよく確認し、
絶体晴れる日を選んで気軽に出かけた。
快晴!
こんなに晴れてる日に当たることは珍しいくらいの快晴。
いつもこんなに晴れていれば冬山もどおってことないけど、
例外に近いくらいのいい天気。
登り始めてすぐに一枚脱ぐくらい汗ばんだ。
2月中は雪が締まってなくてワカンが必要だが、3月中旬ともなれば
ワカンは必要なく、10本爪のアイゼンを着けるだけで充分。
谷川岳の尾根筋ルートなら12本爪アイゼンは必要ない。
天候がいいせいか思いのほか登山者が多く、
踏み固められているので雪に足を取られることもなく、歩きやすい。
先行者がつけた踏み後をたどって登るのがセオリーだが、
どうも無駄な遠回りをしているようなので、
踏み後から外れて、尾根に向かい直登。
小さな雪庇を崩して尾根に出ればそこからはしばらく平坦な夏道に近いルートだ。
2月上旬ぐらいまでだと雪崩の可能性もあるが、もうその心配はない。
こっちの方がズーット楽なのに、ついて来る後続者がいない。
全く先行者がいないかと言うとそうでもなく、トレースはしっかりついているので
知ってる者は楽な方にショートカットして歩いているようだ。
途中に避難小屋があるのだが、完全に雪で埋もれていていつの間にか通り過ぎた。
12月ぐらいならまだ中で休憩することも出来るが、それ以後は完全に埋もれてしまい
冬季の避難小屋としては意味をなさない。
もっとも小屋の中で休憩しなければならないような天候ではないので全く気にしてなかった。
2時間近く登ってきたころから、日ごろの運動不足の付けが回って来て
ちょっとした登りがきつくて息が切れ、立ち止まって呼吸を整えることが多くなってきた。
その脇を後から来る登山者がラクラクと登っていく。
ヒーヒーハーハーいいながら20歩登ってはちょっと休み、また20歩登ると言った始末。
左足の骨折は完治しているのに、踏ん張りがきかず、
身体が左に取られてバランスが悪くなってくる。
20歩が15歩になり10歩になり登っているより休んでる方が長くなり
心臓の鼓動はフル稼働状態。
最初の画像の「ここまで行きます」の文字の「ま」の字の下あたりまで登ったが、
下山の体力を考え引き返すことにした。
あと少しだが、登りきるまでの時間と、体力の消耗を考えると、
登りよりは楽とはいえ、下山の体力に不安が出てきた。
天候に恵まれていながら引き返すのはおしいが、
悔しいのは普段の不摂生していた生活態度だ。
何度も登っているコースなので、山頂を目指してるわけではないが、
今回はその先まで行けるかな?と高をくくっていたことは大いに反省。
しかし、久々に山を歩き気分は爽快!身体はバテバテでぐったりだが、
精神のたまった疲れは消え去った。
いつもの事だが、山から帰ると次はどこに行こうか考える。
あれこれ考え思いを巡らせるのが下山してからの楽しみの一つだ。
体力付けるために運動しよう!
といつも思うのだがこれは実行したためしがない。
次に行く山でもまたきっとバテバテなんだろうなぁ・・・





