同僚の女性あてに会社にかかってきた電話。
その受け答え
*印が相手方の声で、聞こえませんので前後の話からの推定です。
「先日お話した際に3,000円なら払えますがそれ以上は今は無理です。と言いましたら
それではだめだとのことでしたので、お話しても平行線なので電話しませんでした。」
*電話に出ていただかなくてはこまるんですが
「お話しても平行線ですので電話には出ませんでした。」
*残金が○○万円ありますので、毎月1万円はお支払いいただかないと
「ですから今払えるのは3000円が精いっぱいです。何度もお伝えしてますので
話してもしょうがないでしょ。」
*このままですとお客様の信用状況に・・・
「ブラック扱いになってるんだから、信用状況が変わるんですか?
カードも作れないんですから、払っても変わらないでしょ。」
*いえ、そんなことはありませんので・・・
「(笑)そんなことある訳ないのは十分承知してます。」
*このままでは債務整理という形になってしまいますので
「ではそうしてください。3000円づつ払っても利息に消えてしまうのも分かってますから
その方が良いです。」
*そうしますとお客様の信用状況が・・・何とか10000円づつ払えませんか?
「私は3000円しか払えないと言ってるんです。ブラックは変わらないでしょ。
それに、債務整理することになると言ったのはあなたでしょ。
それでいいからと言ってるんです。」
*裁判所になりますが・・・
「かまいませんよ。」
*今の仕事をやめて転職して収入を増やせば・・・・
「今の社会状況で収入が増える転職できると思うんですか」
*何とか7000円でも・・・
「3000円しか払えないと何度もいってるでしょ。
だから平行線なんで話したくないんです。あなたと話してもらちあかないんで
債務整理でかまいませんから。あなたが言い出したことでそれでいいと言ってるんで
そうしてください。」
*信用状況が・・・
「いいですから、債務整理でかまいません。」
*裁判所方訴状ががいきますけど・・・
「訴状がくるのを待ってますから、そうしてください。仕事中で時間が無いので
それで進めてください。」
*手続き始めてかまいませんか?
「かまいません」
横で聞いてた私の方が、全くたじたじになりそうな会話だった。
借金があるのは知ってたし、返せない状況なのも知ってたけど、
あれじゃあ相手の会社の女性社員はさぞ困っただろうと思う。
脅しも透かしもどこ吹く風で、自分の主張を曲げることなく、毅然と
交渉し、一歩も譲らない。
これでは後は訴訟するしか相手としてはなすすべがない。
この後は全て相手が動かなければならず、
手間暇かけてやるしか方法がない。
裁判になれば裁判所で調停委員のもとで和解することになり、
長期分割の利息なし3000円の主張が通ることになるだろう。
債権者と任意で和解した場合は長期分割でも、利息をつけられて
支払総額は大きくなってしまうが、裁判所での和解なら利息については
和解を怠った場合と言うことになり、同じ金額を支払っても総額では
かなり安くなる。
債権者も分かっているから何とか任意の支払いなり、
和解なりに抑えたかったのだろうが、
借りている側の強さを発揮した場面だった。
貸す側は、儲けを得るために、貸すのであって、
借りた者が返せなくなることを想定して、利息を決めている。
貸したお金が将来にわたって利益をもたらすと見込んで
貸しているわけで、その見込みが外れたのは、貸した側の責任になる。
良さそうな商品を仕入れてこれで儲けられると見込んでいた物が
たいして売れずに在庫を抱える失敗はビジネスの世界ではよくあることで
その責任は、その商品を売っていた相手ではなく、仕入れた会社が
負うのが当然なこと。
貸した金が焦げ付いたら、貸したものがそのリスクを負うのが当然。
借りた側は、返せなくなった時にその責任を負う必要はない。
返せる分を返せばいいし、返せないときは返さなくて済む方法を講じればいい。
借金についてのあれこれを教えた自分がたじろぐほど見事な対応の仕方に
あらためて強い女だと舌を巻いた。
借金がある方は一度ご覧ください。