見つけたバランス・スコアカードの論理性!
2007年 恵比寿のウイステンホテルでBSCアジア太平洋サミットが開催されキャプラン教授の日本では2回目のセミナーがありました。
BSCの論理性についてはいろいろと
悩みながら考え続けてきましたが
私なりに考えがまとまりつつありました。
そのときに、このサミットでこの資料と
出くわしました。それはキャプラン教授の
説明資料の中の1枚のPPTで
私の考えが、確信に変わりました。
そのときのうれしかった事!
そのときの資料が、右のPPTです。
イメージは少しアレンジして
作りましたが内容は
そのままです。
バランス・スコアカードは上段部と
下段部の大きく2つに分かれます。
上段部は、どうなればビジョンが
達成されるのか、また、戦略で
「何」が達成できるのかその「成果」を記述します。
要するに、上段部は自分たちは、組織は、企業はこうなりたいというビジョンの達成イメージを記述します。
売上金額を ○○○○○○○円にしたい
利益金額を ○○○○○○○円にしたい
キャッシュフローを良くしたい
顧客の数を ○○○○件に増やしたい
顧客満足度を ○○○%上げたい
等々 こうなりたいという「成果」を記述します。
今までの多くの企業の戦略はこの上段部のみでの計画策定であったために、期が終わった時に、今期もダメだった。来期は頑張ろうで終わってしまっていたのです。
大切なのは、下段部です。
ビジョン及び戦略達成の成果を得る為に、「いかにして」戦略を実行するのかを記述します。
即ち、上段部で決めた成果を、いかに実行して現実のものとするのかその戦略実行部分を記述するのです。
上段部は
・財務の視点
・顧客の視点
下段部は
・業務プロセスの視点=戦略実行の視点
・人材と変革の視点
です。
戦略が実行出来る組織というのは、下段部の戦略目標が実行出来る組織のことです。
即ち、バランス・スコアカードの戦略マップで戦略実行のために重要なのは業務プロセスの視点の戦略目標なのです。これを戦略実行の視点といいましょう。
戦略実行の視点で選択する戦略目標が独りよがりのプロダクトアウトな戦略目標にならないようにするために、顧客の視点の戦略目標を設定するのです。
戦略マップ上の因果関係線で最も重要なのは、顧客の視点の戦略目標と戦略実行の視点の戦略目標との間の因果関係がなのです。
顧客の視点が有るのは、実行する戦略・戦術が正しいものとなるために顧客の視点があります。自分が行う戦略が完璧なものだと思うならば、顧客の視点は要りません。
しかし、戦略策定のスタートが顧客の視点から始まると説明しましたように、顧客のニーズを確実に掴まないと戦略は打てないのです。
顧客のニーズが時とともに変化する事も顧客の視点で対応すべき重要なポイントです。
その顧客が内部顧客であっても同じです。
顧客の選択にしても論理的に考える必要が有ります。
戦略を打つべき顧客、いわゆるセグメント顧客を選出し、重要度の高い順にそのニーズを掴み、何を行えばよいかその価値提案を戦略目標として設定します。
その設定した価値提案を現実のものとするために実行するのが戦略実行の視点の戦略目標なのです。
戦略事項の視点の戦略目標を頑張って実行し達成できたならば、顧客の視点の価値提案が顧客の満足なものとなり、財務の視点に繋がります。
次に、この戦略実行の視点の戦略目標が確実に実行出来るのなら、人材と変革の視点の戦略目標はいらないのです。
しかし、戦略実行の視点の戦略目標の中には、将来に向けた戦略目標が必ずあるはずです。それに向けた準備(キャプラン教授は、レディネスと解説されています)が必要です。人材も育てなければいけません。
すべてが、論理的に成り立っているのです。
戦略マップの素晴らしさを少しでも感じていただけたら幸いです。
「マイストラ」試用版のご提供は下記
http://mgtec.jp/modules/tinyd1/index.php?id=3