哲学・宗教・芸術といった基礎教養から、政治・経済・国際社会、マンガやお酒などのカルチャー、さらに自然科学まで、幅広い分野をイラスト豊富にまとめた一冊。
「教養とは何か」「なぜ必要なのか」を示しながら、思索の土台となる知識から現代社会の理解、生活を豊かにする文化まで、全体像をつかみやすい導線が引かれている。読み進めるほど、気になる分野を掘り下げたくなる構成になっている。
●ライフスタイル「瞑想・ヨガ」より
今の状態に目を向け、こころと体をコントロールするための訓練。
呼吸が大切
腹式呼吸でリラックスし、吐く息・吸う息・深さ・速さ・体の動きを観察して「今この瞬間」に意識を向ける。
今の自分に目を向ける
雑念を手放すことで気持ちが整い、必要な場面で集中力が高まる。
心身の健康を目指す
持久力やインナーマッスルが鍛えられ、瞑想により副交感神経が優位になってストレスが軽減する。
●現代社会「メンタルヘルス」より
健康的な生活習慣:睡眠、運動、食事、ワークライフバランス
ストレス管理:マインドフルネス、呼吸法、コーピング
●心に残った言葉
3ページ
世界を知ること、世界とつながること、世界の魅力と深さにつながること――そこは心が動いたあなた自身の魅力と深さの発見である。
8ページ
なぜ教養が必要なのか?
⇒ 外から与えられた価値観ではなく、自らの内側からあふれるものを見つける力になる。
教養があるとどうなるか?
⇒ 他者との関係を共感をもって築ける。
生活の中での効果
⇒
・知性:情報を見極める力、思考力・判断力、知的好奇心
・感性:比較が生まれ、心のゆとりが育つ
・自己形成:自信、自己肯定感、視野の広がり
・人間関係:他者理解、共感力、トラブル回避
・社会生活:職業選択の幅、人生の豊かさ
教養の範囲
⇒ 人文学、社会科学、自然科学、現代社会、衣食住・流行、文化など多岐にわたる。
●目次
はじめに
なぜ教養が必要なの?
教養の範囲って?
1 世界を解き明かす教養の始まり(知の始まり、日本における教養の発展)
2 思索の土台となる教養(哲学、宗教、欧州の歴史、ロシア・東欧の歴史、アメリカの歴史、中東の歴史、アジアの歴史、ラテンアメリカの歴史、アフリカの歴史、美術、音楽、文学)
3 現代社会を正しく理解するための教養(政治・経済・国際社会、社会科学、自然科学、実践科学、現代社会)
4 もっと楽しく生きるための教養(飲食物、日本の伝統文化、カルチャー、スポーツ、ライフスタイル)
知っておきたい主な人物100人
社会を把握するキーワード
お店でのふるまいの教養
索引
●著者紹介
上田紀行さん
文化人類学者。博士(医学)。東京科学大学特命教授。愛媛大学、東京工業大学などで教鞭をとり、リベラルアーツ研究教育院長、副学長を歴任。教養教育の発展に長く携わってきた。
【No2066】今さら聞けない教養の超基本 上田紀行/監修 朝日新聞出版(2026/05)
