この本は、文房具好きな人にはタマラナイかもしれません。
中国では「文房」とは文人の書斎や,そこで使う道具を指し、筆・墨・紙・硯を「文房四宝」と呼びます。
現代に置きかえると、鉛筆・消しゴム・ボールペン・ノートがその位置づけになるのかもしれません。
ここで初めて「文房具」という言葉の由来を知りました。
ICTが発達した今でも、仕事や生活の中で文房具は欠かせない存在です。
本書では、スケッチブック、カッターナイフ、はさみ、のり、テープ、ステープラーなど、身近な文房具の生い立ちや仕組み、使いやすさの理由を、図解とともにわかりやすく紹介しています。
キャンパスノート、シャープペンシル、ジェットストリームなど、日々何気なく使っている文房具には、実は考え抜かれた技術と、開発者たちの熱い思いが込められています。
たとえばジェットストリームの「クセになる、なめらかな書き味」。
その改良の積み重ねが、利用者のために挑戦し続けている結果だと知り、うれしい気持ちになりました。
目次
文房具メーカー訪問記(コクヨ、三菱鉛筆、セーター万年筆)
はじめに
増補改訂版によせて
1 書く。描く。消す。(鉛筆、ボールペン ほか)
2 記す。残す。写す。(ノート、ルーズリーフ・バインダー ほか)
3 切る。貼る。留める。(カッターナイフ、はさみ ほか)
4 保存する。分類する。(穴を開けるファイル、穴を開けないファイル ほか)
5 働く。暮らす。(新しいワークスタイルの文房具、新しいライフスタイルの文房具)
本書に登場した文房具 索引
あとがき
著者紹介
ヨシムラマリさん
1983年、神奈川県横浜市生まれ。文房具マニア。
子どもの頃、身近な画材であった紙やペンをきっかけに文房具に魅了される。
大手文具・オフィス用品メーカーで広報・マーケティング業務に携わった後、現在はフリーランスのライター/イラストレーターとして活動。
トヨオカアキヒコさん
1960年、山形県生まれ。
大学卒業後、プラス株式会社で商品開発・マーケティングを担当。
1990年に株式会社BNNへ入社し、Macintosh専門誌『MACLIFE』でインターネットやDTPの特集を担当、1998〜2000年には編集長を務める。
2001年、日本政府主管「インターネット博覧会」のNewsサイトを担当。
2002年からはフリーランスとして情報誌・書籍の編集・執筆を行い、ものづくりの現場やワークスタイルの取材を得意とする。
【No1963】文房具の解剖図鑑 図解で楽しくわかる愛される文房具たちとその仕組み(増補改訂版) ヨシムラマリ トヨオカアキヒコ エクスナレッジ(2025/06)
