映画にもなった、あの『帝都物語』小説の著者。
アラマタさんは、知の巨人だ。
そして、汗牛充棟であり鷹揚自若であり博覧強記な人。
「すぐ役に立つものは、すぐ役に立たなくなる」という題名がまずは気に入りました。例えば、ハウツーものの本はそれに当てはまりましょうか。
荒俣語録は名言集そのものでした。
勉強は楽しみながらしよう、嫌な仕事でもどこかに楽しみを見つけよう、広く好奇心を持ち続けよう、勉強も仕事も区別せず楽しもう、 など
いつか出会いたい 「座右の書」
295P 座右の書は死ぬまでに見つかればいい
本の魅力の一つは、一度読んで理解できなくても、時間を経て開いてみるととてもよくわかると感じたり、以前とはまったく違った感想を抱くことだ。とんでもない悪書だといわれるものであっても、時と場合によって非常に面白く読めることがある。逆に、昔は面白いと思って手にしたのに全くピンと来なかったということもある。
つまり、本に対しては結果を急いで求めないことだ。最終的に、本当に大事な一冊に出会うまでじっくりと、あらゆる本との出会いを楽しもうではないか。
<目次>
はじめに AIに勝てる知的生活を見つけるために
第1章 脳にかかったクモの巣を払う 0点主義のすすめ
第2章 日本語という化け物を問い詰める
第3章 AIに勝てる勉強法
第4章 偶然がおとずれてくれる勉強法
第5章 やっぱり情報整理なんていらない
第6章 勉強を高尚なものにしない
第7章 苦手な勉強を楽しくする「魔法の力」
第8章 自己承認欲求に負けない「あきらめる力」
第9章 最強の「勉強法」は読書、場所はトイレと風呂と喫茶店
第10章 「人生丸儲け」と、「間違える権利」
あとがきに代えて だまされることで創造的批判力が身につく
荒俣宏さん
1947年東京都生まれ。博物学者、小説家、翻訳家、妖怪研究家、タレント。慶應義塾大学法学部卒業。大学卒業後は日魯漁業に入社し、コンピュータ・プログラマーとして働きながら、団精二のペンネームで英米の怪奇幻想文学の翻訳・評論活動を始める。80年代に入り『月刊小説王』(角川書店、現KADOKAWA)で連載した、持てるオカルトの叡智を結集した初の小説『帝都物語』が350万部を超え、映画化もされる大ベストセラーとなった。博物学、図像学関係の作品を含め、著書、共著、訳書多数
【No1874】すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる 荒俣 宏 プレジデント社 (2025/03)
