例えば、プログラミング、画像、イラスト、翻訳、要約、調査、検索、整文、資料作成などは、ChatGPTやBingの生成AIを使うと、これまで時間と労力をかけて手を動かしてやっていた作業が一瞬のうちにそれで片づけてくれる。
生成AIは、より公正で働きやすい社会に進化するためのひとつの手法であろう。
しかし、世の中で言われているとおりAIは間違った情報もアウトプットしてくるという。
こういったテクノロジーの真価を決めるのは、それを上手く活用する人によるものだ。
この新しいツールを使って作成された各種の提案、これらを使って人の可能性はどれくらい拡張されるのであろうか?それが楽しみである。
AIにまかせっきりにするのではなく、アシスタントやパートナーのように活用することができるならば、未来は、よい方向性に向かって進んでいけるものだとぼくは思う。
<目次>
はじめに
序章 AI DRIVENで生まれている、世界のメガトレンド
第1章 仕事―僕たちの役割は「DJ的」になる
第2章 学び方―必要な学びをそれぞれが選択するようになる
第3章 イノベーション―創造は「ゼロからイチ」ではなくなる
第4章 リーダーシップ―「人間を見る力」が問われる時代になる
第5章 新時代をサバイブするためのAIリテラシー
おわりに
デジタルガレージ取締役・共同創業者チーフアーキテクト。千葉工業大学変革センター長。デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家、作家、学者。
【No1381】AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方 伊藤穣一 SBクリエイティブ(2023/05)