ショック・ドクトリンとは、テロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさに紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。
日本では、東北大震災やコロナ禍等惨事後の出来事を取り上げていた。
ここを読んでいる時に、原子力発電所のことが頭に浮かんできた。
原資となるウラン濃縮にあたって、この過程ではかなりのCO2が発生するらしい。発電所運転中には少ないらしいが。
258P 「EV車はCO2を増やすんですが……?」
EV車はあまりエコとは言えません。たしかに運転中に出すCO2は少ないですが、搭載するバッテリーを作るプロセスで、かなりのCO2を出してしまうからです。充電や発電色々合計すると、走行距離が11万キロ過ぎるまではガソリン車とたいして変わらず、途中でバッテリー交換したら、そこからまたバッテーリー生産過程で大量のCO2が加算されるので、総合するとどこらへんが脱酸素?と言わざるを得ません。
最近よく耳目に触れるマイナンバーカードの話題。
政府が徐々に巧妙に慎重に進めてきた感あり。
常識で考えてみるとどうか。
ゆきすぎた批判や妄想は論外だが、何か疑問を感じたことには、理性的に声を上げて確認することが大事だと思う。
87P 大切なデータこそ分散させる
大事なデータを守る最大の対策は、1カ所にまとめないことです。
通帳と実印と印鑑登録証明書などを同じ引出しに入れないように、デジタル時代の個人情報も、リスク管理の要は、とにかく分散です。
他人の写真を使ってなりすまし登録ができるし、暗証番号4桁さえわかれば使用することができる。
97P マイナンバー制度は外国では当たり前じゃない
デンマーク、アメリカ、イギリス、オーストラリア、台湾など、日本のような大量の個人情報をまとめた形の個人番号なしでも、ちゃんと社会のデジタル化を進めている国々はある。
113P マイナンバーがないと政府ができない2つのこと
1 全国民の金融資産(預金・有価証券・電子マネーなどすべて)をリアルタイムで完全に把握すること
2 国民の思想と行動を把握すること。
デジタル化で一番気をつけるべきことは?
「決して、権力を集中させてはいけません」-オ-ドリー・タン(台湾のデジタル担当大臣)
<目次>
序章 9・11と3・11―私のショック・ドクトリン(さらに邪悪な者たち、ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』との出会い ほか)
第1章 マイナンバーという国民監視テク(コロナ禍が大チャンスだった、マイナ保険証はここが危ない ほか)
第2章 命につけられる値札―コロナショック・ドクトリン(いつかきた道、感染症ショック・ドクトリン、健康をお金に換える錬金術師たち ほか)
第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア(地球を救う街は都市収容所!?環境に優しい生き方が強制される!? ほか)
おわりに
参考文献
国際ジャーナリスト。東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村證券などを経て現職。米国と日本を中心に政治、経済、医療、教育、農政、エネルギー、公共政策などについて、公文書と現場取材に基づき各種メディアで幅広く発信を続ける。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞を受賞。WEB番組「月刊アンダーワールド」キャスター。
【No1344】堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 堤 未果 幻冬舎(2023/05)
