【No1340】能面検事の死闘 中山七里 光文社(2023/05) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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まさか!

駅の雑踏に車がそのまま突っ込んだ。車から降りて刃物を持って男が突き進む。

信じられない事件が実際に起きるかもしれない恐怖を感じた。

岸和田駅で被害者七人にも及ぶ無差別殺傷事件が発生。

この犯人は就職氷河期世代で世の中に深い怨みを持つ男だった。

不破検事が爆破に巻き込まれ体に深い傷を負うほどの惨劇に遭うテロ犯と死闘が演じられる。

 

さて、『韓非子』に出てくる故事から思ったこと。

「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を売っていた楚の男が、お客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという。

この能面検事の不破とあの悪徳弁護士の御子柴が同じ法廷に立つことになったならば

「盾と矛」

どうなるのかなと。

 

(想像すると、面白い)

 

 <目次>

無辜の人々

無敵の者たち

無道の罪業

無妄の悪夢

無法の誓約

 

岐阜県生まれ。「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。

著書に「御子柴礼司」シリーズ、「殺戮の狂詩曲」など。