3P「人生は、自分を主人公にした物語である。」
で始まる「家族」がテーマ。
「ボーダレス」の続編。
夫婦は、他人と他人が出会って始まる「家族」のはじまり。
家族ということ、家族でいること、家族になること。
その思いは、家族だからこそわかるところまで。
家族だから許せること、強いることで始まる数々の苦しみ。
家族であっても我慢できるまでのボーダーラインはさほど遠くないものだった。
291P 「殺人事件全体の半数以上が、実は親族による犯行だからね」
295P
文書とは、いわば「論理的な思考の結晶」である。「言語による感覚の再構築」といってもいい。意味が通じる文章を書くためには、書き手は読み手よりもさらに、その意味を正確に理解していなければならない。その上で、相手がどのように読み取るかという「解釈の幅」を想定し、土の表現を用いるのかという選択をしなければならない。それを可能とするだけの語彙力もなければならない。
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。2003年、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。2006年刊行の『ストロベリーナイト』に始まる“姫川玲子”シリーズは、現在の警察小説ムーブメントを代表する作品のひとつとして多くの読者を獲得し、映像化も話題となった。作風は多岐にわたる。
