現代に役立つヒントを得るため、日本の歴史をより深く理解することができるように、
ベストセラーやロングセラーとされた本を通じて、日本の近現代を読み解き、真の教養を身につけようというのが本書の目的だ。
知の巨人、佐藤優さんの教養本です。
明治期から現代までのベストセラーを42冊取りあげています。
ぼくは、ベストセラーは、本屋さんやネットで本を選ぶときの参考にしています。
ベストセラーは、それぞれの時代の流行を反映しています。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」など題名が聞いたことがあったり、「応仁の乱」など今まで読んだことがある本があったので親しみやすいかと思います。
「こころ」などこれまでの一般的な捉え方より、もう一歩深く書物を理解しようという姿勢が垣間見られました。
佐藤さんは、月間300から500冊読まれています。
超を超えるくらいの超読書家です。
読書する人の中でも、コンマ数パーセントのトップクラスの域に達するのではないでしょうか。
読んでいく前に読むに値しない本を排除することが重要であり、速読するものと熟読する本を分けておられます。熟読する場合には、3回は読まれるとのことです。
これらのベストセラーは、佐藤さんがこのような姿勢で臨まれたのだと思いました。
<目次>
はじめに ベストセラーはなぜ「役に立つ」か?
第1部 真の教養が身につく本(応仁の乱、バカの壁、失敗の本質 ほか)
第2部 生きる知恵が身につく本(学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話、置かれた場所で咲きなさい、夢をかなえるゾウ ほか)
第3部 物語の大きな力(コンビニ人間、色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年、蹴りたい背中 ほか)
1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省で主任分析官として活躍。2005年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞
