【No.701】一生使える!プロカウンセラーの傾聴の基本 古宮 昇 総合法令出版 | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書は、例えば著者、主人公、偉人、歴史、自分等との、非日常の中での対話だ。

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話し上手は、聴き上手とよく言われます。

信用があり信頼感を持って聴き手に率直に話ができるなら、話し手は安らかな気持ちになってこころが癒されます。

悩み多きこの頃、ぼくは、そんなカウンセラーが切に望まれている世の中だと思います。

 

傾聴とは、話し手が表現していること、伝えたいことを、できるだけ話し手の身になって理解し、理解したことを言葉で返すことです。相手の気持ちを相手の身になって理解して相手を尊重するのです。

傾聴の技術を生活の中で生かせれば、人間関係が良好になり大切な人との関係をさらにうまく構築して信頼を得ることができます。

コミュケーションが欠かせない毎日の職場はもちろんのこと、普段の家庭の日常生活の中でも活かすことができます。

 

新聞を読んでいると、近頃、孤独を感じている人が多く、昨今のコロナ禍により働けなくなって収入がなくなり、最悪として自死に至る人も出てきています。

そんなことがなくなるように、相手心に寄り添える傾聴の機会が、ぼくはこの時世には強く求められているのではないかと思います。

 

「話し手のことを共感的に理解する」「そのままの話し手を受容する」「自分の心に素直であること」など、実用的に傾聴の基本的特徴を知って使えれば、相手の立場になって考える自分の成長にも繋がる機会になるものと思います。

 

 <目次>

1 傾聴の基本(なぜ傾聴が大切か、「聞く」と「聴く」はどう違う?)

2 私たちの心の成り立ち(自己実現を求める衝動、無条件の愛を求める衝動 ほか)

3 傾聴に必要な3つの特徴(話し手のことを共感的に理解する、そのままの話し手を受容する ほか)

4 傾聴のしかた(傾聴技法の基礎、傾聴におけるボディー・ランゲージ ほか)

5 難しい場面の対応(沈黙が生まれてしまったらどうすればいい?、話し手が本音を話さないとき ほか)

おわりに~聴き手の成長について~

 

米国・メリーランド州立フロストバーグ大学大学院カウンセリング心理学大学院修士課程主席卒業。米国・州立ミズーリ大学コロンビア校より心理学博士号(PhD.In Psychology)取得。米国にて、州立カウンセリング室子ども課で常勤心理士、病院精神科で心理士として勤務する。また、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部で非常勤講師として教鞭を執る。日本に帰国し、大阪経済大学人間科学部(臨床心理士養成第一種指定校大学院・公認心理師大学院)教授、ニュージーランド国立オークランド工科大学心理療法学大学院客員教授、および心療内科医院でカウンセラー、(NPO)ストレス・カウンセリング・センターで開業カウンセラーなどを経て、現在は神戸市にてカウンセリング・ルーム輝の室長を務める。

 

No.701】一生使える!プロカウンセラーの傾聴の基本  古宮 昇 総合法令出版(2020/10