5P「読みっぱなし」は読んでいないのと一緒
272P「『あらゆる読書人にとって有益だろう』と自負を持って言えることもあります。
それは、読書生活にノートを取り入れるという一点です。」
読書生活が劇的に有意義なものになります。
読書ノートとは、読書生活をより重層的で濃密にするための仕組みなのです。
例えば、
アウトプットを前提とすることで、インプットの質があがる。
「本の抜き書き+自分の感想」という組み合わせで書く。
本のコピーを貼って読み返す
書評を読み返して感想を深める
過去の読書体験を今の読書に援用する等々
読書が好きな方や図書館で本をたくさん借りられる方はちろんのこと、今まで本を読みっぱなしにしている方、これまでの読み方ではもったいないと感じている方々が、この本を読まれたらはっとするんじゃないかな。
この本は読書ノートを使った「血肉化するための」読書術です。
ノートを作ってからすぐに見返すほかに、メモをしたときと時間が経って色々な知識や情報を仕入れたあとに自分の思考と比較するなど、この本からポジティブな大事な視点に気付けました!
さっそくぼくの読書ノートのなかで活用していきたい。
<目次>
完全版の刊行にあたって
はじめに 「読みっぱなし」は読んでないのと一緒 必要なのは「取り入れる」技術 ノートで本を自分の血肉にする
第1章 「ノート」で読書をマネジメントする
第2章 必用な本を指名買いする「探書リスト」のつくり方
第3章 読んだ内容を財産にする「読書ノート」のつくり方
第4章 自分をつくるノートの「読み返し方」
第5章 読書体験をより充実させる「20のアイデア」
第6章 ノートづくりに役立つ文房具26
おわりに
◎1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部社会学科でジャーナリズムを専攻、卒業後は、出版社、新聞社での勤務を経て、フリーの著作家・ライターに。独自の情報整理術を公開した『情報は1冊のノートにまとめなさい』でデビュー。「利用するだけでは図書館はわからない」との思いから、2013年、桃山学院大学(大阪府)で社会人向けの司書講習を受講。司書資格を取得された。
◎125P「象徴的一文を探す」
「あの感覚をこんなにうまく表現しているのをはじめて見た」
「こういう見方があるのか」
「はじめて腑に落ちる説明を聞いた」
「なんてかっこいい表現だろう」
「わけがわからないけれど、なんとなくすごい」
大事なのは、あくまで「自分の」心が動いたところです。
客観的に重要な箇所や著者が強調しているところでも、何も感じなければスルーです。
抜書きする文章選びのコツは、「なるほど」ではなく、「言われてみればそうだ」という箇所にしておくことです。
理想は「読書体験を象徴する一文」を見つけることです。
◎200P「読書百編」ができるようになる
本の価値はなかなかすぐにはわかりません。読み終わってから、じわじわと魅力を増していく本もあります。だからある程度、時間経過による淘汰と醸成が起こることを想定して、淡々と読書ノートをストックしておきましょう。
気になったときにそのままにするのではなく、すぐに見返す。そしてメモしたときの思考と、時間がたっていろいろな知識や情報を仕入れたあとの今の自分の思考とを比較する。このような読み方こそ、普通の再読ではなかなかできない血肉化の技術なのです。