他人からどう思われているか気にする国民は、日本人ほどほかにはいないだろうか。
海外や外国人のことを気にしても仕方がないとはぼくは思います。
「郷に入ったら郷に従え」でしょうか。
テレビを見ていないのですが、この本を読んでみてうんうんと頷かされました。
例えば、外国人とあまり接したことがないようなぼくがこの本を読んで、なるほど!やっぱり!そうなんだ!世界の中で日本がこういう国なんだと。
外国人から日本人を客観的に見ている視点がとても参考になります。
文化や意識などの違いが、それぞれ国によって東洋と西洋など地域によってあること、
ぼくらの常識が、世界ではじつは非常識でありえることなどを知ることができました。
その意味では、客観的にみて貴重な本だと思いますね。
<目次>
プロローグ―「クール・ジャパン」とはなにか?
第1章 外国人が見つけた日本のクール・ベスト20
第2章 日本人とは?日本人は泣くのが好き? 日本人はなぜ消臭したがるの? など
第3章 日本は世間でできている 定年後のお父さんを笑われてムッとする 恋人も世間で選ぶ など
第4章 日本の「おもてなし」はやはりクール! サービスこそが最大のクール・ジャパン/お一人様サービス大国日本 など
第5章 日本食はすごい 日本の「駅弁」はクール! 世界に誇る「umami」 など
第6章 世界に誇れるメイド・イン・ジャパン 七年間で一〇億本売れた文房具 絵文字が世界を駆け巡る など
第7章 ポップカルチャーはクールか? アイドル養成カフェは、海外で成功するか? など
第8章 男と女、そして親と子 「男性が女性のためにドアを開けるか」問題 など
第9章 東洋と西洋 「食肉用の牛」論争 「分類」か「関係」か など
エピローグ―これからの「クール・ジャパン」
最後に
12P
日本の良いところと悪いところを、日本人が願望や感情で決めるのではなく、外国人の具体的な言葉で知りたいと思いました。
15P
相手を知り、自分の国のことを具体的に知ることは、やがて、自分自身を知ることにつながるんじゃないかと思います。
世界にはこんな見方があり、こんな考え方がある。多様であることを楽しむことは、きっと自分自身の人生も豊かにし、深くすることになるのです。
223P
アートは、人間の善も悪も美しさも醜さも純粋さもいかがわしさも脆さもどぎつさも描くのです。描くからアートなのです。フィギュアがアートでないというのなら、芸能だって同じことです。光と影を描くことはアートと変わりません。
227P
それぞれの国で、それぞれの分野で確かな目を持ち、確かな現地の語学力を持ち、日本と現地の当該分野に詳しく、客観的な目を持ち、優秀な人材を育てることーそのためには、まず、資金がいるのです。そういう立場に立って生活ができるという保証がなければ優秀な人は来ないのです。
◎1958年生まれ。愛媛県出身。早稲田大学法学部卒業。作家・演出家。ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。司会者も務める。著書に「孤独と不安のレッスン」など。
