書評 #005(生きていく私) | 募集採用と労務の専門家☆愛知県一宮市の社会保険労務士 下島健一

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こんにちは。
募集採用と労務の専門家 下島です。
 
書評 #005(生きていく私)
 
衆議院の総選挙が12/16(日)に決まり、事実上の選挙戦に突入しました。
 
問題が山積した日本の行く末を占う選挙となるのでしょうか?
 
政党が乱立した状況下では、おそらく選挙後の政権は連立政権になるでしょうね。
 
そして、選挙後には政党間で数合わせが始まり、結局なかなか物事が進んでいかないと...
 
悲観的な見方かもしれませんが、しばらく膠着状態が続き、今回の次の選挙くらいで、本当の意味での転換点を迎えるのではないかと予想しています。
 
政治がいくら停滞しようとも、みな生きてかなくてはなりませんね。
 
そんな想いの中、読んだのがこちらの本です。
 
生きて行く私 (角川文庫)/角川書店

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著者の宇野千代さんは、明治~大正~昭和~平成を生き抜き100歳の長寿を全うされた作家です。
 
「生きていく私」は、その宇野さんの生い立ちから85歳までを綴った自叙伝というべき作品です。
 
宇野さんの恋愛遍歴も綴られていて、「ここまで赤裸々に書いてしまうのか!」と驚かされます。
 
しかし、暴露話という読後感はなく、普通に考えるとかなりヘビーなのですが、宇野さんのキャラクターがそうさせるのか、ちょっと笑ってしまいそうになります。
 
その時代を共に生きた人を真剣に愛し、尊敬し、別れたあとも人として尊重し合う。そんな想いが伝わってきます。
 
仕事面では、作家業だけでなく、雑誌社も立ち上げます。
 
この雑誌社は大成功するのですが、脱税が発覚したところから暗転。
 
雑誌社は倒産、莫大な借金をかかえてしまいます。
 
「こんなとき、世間の人は首をくくって死ぬのだな」という状況の中
 
宇野さんは、自分がデザインした着物を売ることで、このピンチのを切り抜けていきます。
 
この着物が、後年「宇野千代着物」に発展します。
 
逆境にあっても、そのときできることを真っ直ぐひたむきにし続け、いつしか幸福に転換してしまう。
 
いや、宇野さんの場合は、すべき事を決め、突き進む時点ですでに幸福を感じていたのだと思います。

宇野さんが生きた時代は、今ほど女性の社会進出が市民権を得ていなかった時代。
 
宇野さんのある意味自由奔放な生き方は、批判され中傷されたこともあっただろうと思います。
 
そんな宇野さんが、今生きていたら
 
「あなたたちは恵まれているわよ。」
 
とは言わないだろうなぁ?
 
「こうと決めた事に迷わず突き進みなさい。そして行動! そうすれば、みな幸せを感じられるものよ。」
 
とは言うのかも?

 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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