「今日は流石に水高いな・・・濁ってるし」
南信州の河川はそんな状態だった10日(土)
長野県の北部はそんなんでもなかったのか、
鮭の稚魚放流が行われたようです。
長野県の信濃毎日新聞紙上によると・・・
東北信地方の小学生ら約60人が10日、
長野市の裾花川(すそばながわ)でサケの稚魚を放流した。
身近にある川など自然への理解を深めてもらう狙いで、
子どもたちはいつか大きくなって戻ってくることを願いながら、
4~5センチに育った稚魚約5千匹を水面に放した。
日本財団(東京)が進める「海と日本プロジェクト」の一環で、
信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催。
NPO法人新潟水辺の会(新潟市)の会員らが、
採卵からふ化までの過程などを説明した後、子どもたちは川岸へ。
しゃがみ込んでバケツをゆっくり傾け、
「いってらっしゃい」
「帰ってきてね」と稚魚に声を掛けていた。
同会によると、稚魚は裾花川から千曲川、信濃川を経て日本海へと下り、
放流から3~4年で遡上するという。
信濃毎日新聞紙上から抜粋
昨年、2月25日の拙ブログで
「カムバック・サーモン再び」のタイトルで
千曲川にサケを放流する取り組みを書きましたが、
まずはその走りなんですかね。
昨年の話は、長野県と千曲川流域の3市村、
それに長野県漁連の3者で協議会を設立するという
ことだったので、今回のそれは関係ないのかもしれませんが・・・。
カムバック・サーモンの取り組みを再度確認してみますと、
この取り組みは1980年~2000年の21年間続いた
サケのカムバック運動でした。
この間、毎年30万~50万匹の稚魚を放流し、
運動期間中におよそ900万匹を放流しました。
カムバックしてきたサケは49匹。
18万匹に1匹の割合だったそうな・・・
取り組みは「失敗」と結論づけられたそうです。
時は巡り、再度の挑戦という事みたいですが、
過去の失敗を繰り返さないようにと、
2011年には途中の西大滝ダムの最低放流量を
それまでの毎秒0,26立方メートルから20立方メートルに増量。
なんでもこの西大滝ダムと、下流の宮中取水ダム間の
60kmに渡る減水区間がよろしくないんじゃないかという考えらしい・・・
そして、2013年には西大滝ダムの魚道を改修。
2018年度までに発電用の取水口に
稚魚が吸い込まれるのを防ぐ対策も講じるそうです。
よく言ってるんですが、遡上以前に降河できてるのか
ってやつですが、少しは考えてるんですかね
まあそのような対策を取って、今度こそ!という感じのようですが、
とにかく放流しないと、何故西大滝ダムまで
サケが戻ってこないのかの原因究明もハッキリできないということらしいですわ。
今回の取り組みでは年50万~60万匹の放流を予定し、
まずは5年くらいはやってみるそうな。
西大滝ダムの魚道などから放す計画のようですが、
下流に宮中取水ダムがあるからどうなんでしょうね
単純に遡上量を増やしたいなら
宮中取水ダムの下流から放流したほうがいいんじゃないかと思いますが・・・
原因調査も目的のようですから、まあいいんでしょうな。
原因なんて判り切ってますが・・・。
3年後くらいにサケが遡上してきたら、今回放流した子どもたちに
「みんなが放流したサケが帰ってきましたよ」とか言うんでしょうね。
「サケをシンボルに川を良くしていく取り組みにつなげたい」
誰に向かって投げかける言葉なのか良く考えてみましょう
昔、郡上の職漁師だった高名な方が言ってましたね・・・
「川が魚道だ」・・・と。