志茂の妄想部屋。 -37ページ目

気になる存在との恋の駆け引き

さてさて、今日から小説を少しずつうpしていくゾッ!

ちなみにタイトルに書いてある【気になる存在との恋の駆け引き】なんですが、

個人的に親しくして頂いている方と一時期リレー小説をしていて、

そのときの小説になります。

その為、所々書き方や表現が違うところがありますが、気にしないでください。

あくまでも、素人の自己満足で書いたものになるので、そこまで求めないでください。

またブログテーマに【必読】がありますので、最初にそっちを読んでもらえれば、

ぅちの気持ちがある程度伝わるかと思うので・・・。


ではでは、興味のある方はどうぞ読んでやってください。


















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ジャンル:学園物
CP:保健医×高校生








僕は、真島朝は桐杜(きりと)学園高等部三年の主夫学生。
主夫学生って響き悪いけど、実際にそうだから僕は何とも思わないよ。
父さんと母さんが、一年前の転落事故で死んでからずっと僕が家事の一切を引き受けているから。


「兄ちゃん、俺の靴下どこ?!」
バタバタと弟の頼(より)が台所に入ってきた。
「確かタンスの二段目に…」
言い終わらない内に頼は、またバタバタと台所を出ていくのを片手にフライパンを持ったまま、僕は唖然を見ていた。
「朝って戦争よね」
そんな様子を横目で見ながら妹の日和が淡々と言う。
我に返り、いつもよりのんびりしている日和に「ゆっくりしてていの?」っと声をかけた。時間はもう八時十分になる。
確か、日和の学校は八時半のはず…。
そんな僕の心配を跳ね除けるように「大丈夫、大丈夫」と悠長にお茶を啜り、飲み干した。
「行ってきますっ」と頼の声がし、玄関を閉める音が響いた。
次は、日和だ。ちらっと時間を見るともう時間は十五分。本当に大丈夫なのかな?
「そろそろ行きますか」
コトンとコップを置くと支度してあったバックを持って、登校していった。
次は、僕の方か。一通り片付けたから、もう行くかな。
窓、裏口などに鍵を掛け、他に閉め忘れがないか確認して家を出た。
桐杜学園は、歩いてすぐそこ。十分も経たない距離にある。
そのおかげで、高校に入ってから一度も遅刻なんてものはしたことがない。



「真島、おはよう」
肩をポンッと同じクラスの大津が叩いた。僕は「おはよう」と笑顔で返した。大津は、クラスの中でも一番よく話す人だ。
一年留年している為か、僕の知っている人なんて一人もいなくて、ましてや友達と呼べるような人なんても、一切いなかった。
人と話すのは苦手な方だったし、暗い僕のことなんて周りの人たちは興味も持ちもしなかった。そんな僕に、唯一大津だけが声をかけてくれた。それ以来、僕らは友達と呼べる仲なのだ。
「そういえば聞いたかよ、真島」
歩きながら大津は、今日の集会の話を持ち出してきた。
僕の学校は、月に一度全体の集会がある。内容は何処の学校にでもある集会。校長先生の話が長く、校歌も歌う。でも、一つだけ他の学校にはないものがあるんだ。
それは、貴重な授業を二時間削っての健康診断。普通の学校ではないのだ。
「今日の健康診断から新しく来る保健医が来るらしいぜ!!」
女医さんだといいなぁなんて口走りながら、大津は颯爽と体育館へと走り去って行った。
見るからにウキウキ気分の大津だ。この期待が打ち砕かれなければいいけどね…。




「今日からこの学校に配属された、佐倉遊佐です。保健室や集会でしか会わないと思いますが、皆さんよろしくお願いしますね」

透き通った声が体育館いっぱいに広がる。
何て気持ちのいい声の人なんだろう。


「それでは、これから健康診断を始めます。それぞれのクラスは割り当てられた先生の所へ並んでください」
「なんだよ、男かよっ。期待して損した!」
大津が嘆く。やっぱり打ち砕かれた・・・。でも、“遊佐”って珍しい名前だな。どんな人なんだろう?
そんなことを考えながら、割り当てられた先生の列に僕は並んだ。さすがに、全クラス十二クラスあると、相当時間が掛かる。続々と検診が終わり、教室へ帰っていく中、僕が検診を受けられたのは、長蛇の列に並んでから二十分も経った頃だった。
「真島君だね、それじゃあ口を開けてくれるかな?」
はい、と返し顔を上げた瞬間、僕は先生に見入ってしまった。均整の整った顔立ちが僕の目の前にある。
・・・キレイだ。
「真島君?」
声をかけられ、ハッと我に返った。
「大丈夫かい?どこか悪いところがあるんじゃないか?」
「だ、大丈夫です。どこも悪くないです」
さすが、保健医。普通の先生とは違って、ちゃんと見てる。
「ならいいけど・・・。じゃあ、口を開けてくれるかな?」
言われた通り口を開けると、先生の顔がさっき以上に近づく。ちょっと、つらいかも…。そんなことを考えている僕とは裏腹に、先生は着々と検診を済ませていく。
「うん、異常はないね。大丈夫だ」
そう云い、笑顔を見せてくれた。検診が終わり、僕も教室に戻る。教室には先に帰ってきていたクラスメイト達が騒いでいた。





                                        -続く-