「プゥッ、、アッ、ハハハッ・・・」
・ ・ ・ ・
「ドキドキしたでしょ?」
〝はっ?! ふざけないでよっ!〟
その時、彼の携帯が鳴った
その隙に玄関へと向かっていた私の腕をグイッと掴まれた
〝放してっ!〟
電話してる彼は悪戯に笑って放そうとしない
掴んでる手を必死になって振り払って外に出た・・
・・・なんて奴!!
名刺なんて置いて来なければ良かった・・・
ふ~ん、フラワーデザイナー、、、お花屋さんか・・
あれから一週間・・
気は進まなかったけど、、あの人に一応、御礼として商品券を送っといた。
直接会いたくないから、後日あのマンションまで行って住所を調べて・・
受け取ったの連絡は無いけど、宅配会社からの連絡も無いから受け取ってはいるんだろう。
『ナギちゃん、午後から打ち合わせに行って来てもらえる?』
〝はい、私でいいんですか?〟
『ええ、新規のお客さんなんだけど、
うちのHPでナギちゃんの作品見たらしくって、ナギちゃんご指名なのよ』
〝新規のお客さんですか?〟
『そうなのよ、何でも会社の創立記念パーティをするから花の装飾をお願いしたいって』
〝分かりました〟
向かった先はゲームソフトの開発をしている会社だった。
普通はホテルから依頼を受けて主催者の方と打ち合わせをするんだけど、、
うわっ、キレイなビル・・
〝花工房・アイの浅野と申します。2時にお約束してるのですが〟
通された部屋で待っていると・・ドアをノックして人が入って来た
「また会ったね、アサノナギさん」
、、、、ビックリして言葉が出なかった・・
「あっ、御礼は確かに受け取りました、サンキュー」
〝あなた、あの時の・・・〟
「はい、覚えてるだろうけど・・椎名潤です、ヨロシク」
そう言って名刺を渡された
〝社長・・あなた、この会社の社長なの?!〟
「奇遇だね、いや、、運命かな?」
・ ・ ・ 何なの、こいつ・・
「細かい事は、後日うちの社員と話しして」
〝分かりました。では、今日はこれで失礼します〟
「なんだか、つれないなぁー、一夜を共にした仲じゃん」
〝ふざけないで下さい!私は仕事だから来たんです〟
「ねぇ、今晩付き合ってよ」
〝今、言ったこと聞いて無かったんですか?〟
「聞いてたけど、、、だから?
打ち合わせしようよ、、花工房・アイの浅野さん!」