【箱根駅伝】東洋大、21秒差の敗戦から始まった完全制覇
大歓声に包まれた歓喜のゴール。アンカーの斎藤を笑顔で出迎えた主将の柏原や酒井俊幸監督らが胴上げされ、次々と宙を舞う。攻め続けての圧勝。往路新に続き、復路でも新記録をたたき出し、総合記録で8分以上も更新しての文句なしの完全制覇だった。
「21秒差」と向き合い続けた1年だった。復路で逆転された昨年、総合優勝した早大に及ばなかったタイム差だ。10区間でみれば、1人あたり約2秒。チームは、この及ばなかった「差」を見詰めるところから始めた。
学年ごとに課題を書き込み、それをもとに全体ミーティングを行って「洗いざらい、思ったことをぶつけ合えた」と柏原。たどりついた結論は「勝ちたい思いの差」だった。3年連続区間新を達成できずに不調といわれた柏原も含め、全員で成長を誓った。始動は敗戦翌日の昨年1月4日の早朝。徹底的に走り込んでスタミナを培い、夏合宿でスピードを磨いた。
4年生は全員で月に一回集まり、勝利への執念を確かめ合った。食堂でも浴場でも、時間があれば「勝つため」に話し合い、結束も深めた。復路でただ一人の4年、9区田中の傍らにはスタート直前まで柏原が付き添い、「4年間、一緒に走れてよかった」と送り出した。走り終えた後は、オーダー変更でこの日メンバーから外れた4年の川上が抱きかかえた。
「21秒差」と向き合い続けた1年だった。復路で逆転された昨年、総合優勝した早大に及ばなかったタイム差だ。10区間でみれば、1人あたり約2秒。チームは、この及ばなかった「差」を見詰めるところから始めた。
学年ごとに課題を書き込み、それをもとに全体ミーティングを行って「洗いざらい、思ったことをぶつけ合えた」と柏原。たどりついた結論は「勝ちたい思いの差」だった。3年連続区間新を達成できずに不調といわれた柏原も含め、全員で成長を誓った。始動は敗戦翌日の昨年1月4日の早朝。徹底的に走り込んでスタミナを培い、夏合宿でスピードを磨いた。
4年生は全員で月に一回集まり、勝利への執念を確かめ合った。食堂でも浴場でも、時間があれば「勝つため」に話し合い、結束も深めた。復路でただ一人の4年、9区田中の傍らにはスタート直前まで柏原が付き添い、「4年間、一緒に走れてよかった」と送り出した。走り終えた後は、オーダー変更でこの日メンバーから外れた4年の川上が抱きかかえた。