FP 事務所 おやくだち -267ページ目
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お金の運用について

まず個人に投資家とプロの違いを考えてみましょう。


プロの機関投資家のファンドマネージャー
決算時に結果をださなくてはなりません。

毎日仕事として集まった大量のお金を
頻繁に売り買いして利ざやを稼いでいます。

大金を動かしているのですから、
世界中のいろんな情報にも精通し、
その情報を活用した運用もしています。

そしてファンドマネージャーは、
より多くの利益を出さないと評価にひびき、
損失を出そうものなら首になるかも知れないという真剣勝負の毎日です。



では個人の投資家はどうでしょう。

ほとんどの個人の投資家は、
別に本業を持ち投資は片手間的と言えるのではないでしょうか。

本業があり、プロのファンドマネージャーが動かす大きな金額と比べたら、
わずかと言わざるを得ない金額の個人投資家が
プロのファンドマネージャーと勝負して勝てるでしょうか?

とても勝負になりませんよね。

でも心配しないで下さい。
個人投資家もプロを相手に勝負できる運用方法があります。

それは個人が使える最大の武器である「時間」を味方につけるのです。

プロは決算があるため「時間」を味方にしたくても、せいぜい「1年」しか味方にできません。

しかし個人には決算がありません。従って「時間」を最大限に有効活用できるのです。

「時間」を味方につけるためには、まず運用しても良いお金と
運用してはいけないお金とに分けなければなりません。

運用しても良いお金とは、「5年」以上、出来れば「10年」くらいは
使わないお金と考えてください。

又、運用してはいけないお金とは、
5年以内に使う予定のあるお金、
または、子供の教育資金のように
絶対減らしてはいけないお金と考えていただき、
これらのお金は利息は少なくても、
銀行や郵便局で預貯金としていただければ良いでしょう。
(ペイオフ対策はお忘れなく)

さて運用して良いお金を運用する場合の注意点ですが、
運用する時に必要な手数料や税金が極力少ない運用方法を探すことです。


個人の最大の武器である「時間」を味方につけてるという事は、
すなわち万有引力の法則を発見したあのアインシュタインが
「宇宙で最も大きな力である」と言った【複利効果】を活用するということです。

いくら長期の運用方法でも、
分配金を受取ると複利効果を活用できず、
「時間」を味方につけたことになりません。

又、分配金を受取るとその利益に対して
税金が掛かり尚一層複利効果が減ってしまいます。

運用方法はいくつもありますが、
手数料や税金が掛からない、
又は手数料や税金が極力少ない運用方法に
投資されるのが理想的です。

尚、運用方法の中にはリスクの高い運用方法と
そうでない運用方法があります。

リスクにどれだけ耐えられるかはお一人お一人異なります。


ご自分の耐えられるリスクを充分に把握したうえで
投資していただきたいものです。


下村からのワンポイントアドバイス

お金の運用でいうリスクとは「危険」ではありません。

リスクとは、その運用方法で得られる最高利回りと最低利回りの幅、ブレ幅のことを言います。

どんな運用にもリスクは付いてきます。

銀行預金もリスク商品であることは、先日日本で始めてペイオフされた日本振興銀行で分かったと思います。

過去に破綻した金融機関は数多くありますが、ペイオフされませんでした。

しかし、これからは政府の財政事情を考えても全額救済というのは難しいと思います。

いま金融機関は、預金で集まったお金の多くの金額を国債購入に充てています。

新発国債(10年物)の金利は毎日変動し、いずれ金利を上げなければ購入して貰えない時期がくるでしょう。

金利が上がると、過去の金利の低い国債の評価は下がり、金融機関は評価損を計上することになります。

大きな評価損が発生したら体力のもたない金融機関が出てくるかも知れません。

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