北九州の定時制高校で教頭を務める末永は元教え子の平賀が働く定食屋を訪れるが、記憶が薄れていく症状に見舞われ、支払いをせずに立ち去ってしまう。ふと周囲を見回してみると、妻・彰子との仲は冷え切り、娘・由真は父親よりもスマホ相手の方が楽しそう、さらに旧友・石田との時間も大切にしていなかったことに気づく。これからの人生のため、これまで適当にしていた人間関係を見つめ直そうとする周平だったが……。


はたしてこのお父さんは何を抱えているんだろうかと気になり始めたらラスト30分の元教え子との喫茶店でのつまらない会話で完全に冷めてしまった。