市場が有るとします。一つの企業が利益を独占したら他の企業は潰れます。
市場の利益を独占する力。これが競争力です。
ユーロは競争力を上げる為に、ヨーロッパの国と国が力を合わせて団結しました。
・・・しかし、国を企業に置き換えると、
一つの企業が仕事を独占すれば、他の企業が仕事にあぶれ利益を上げられません。
ならば、
勝ち組の企業が他の全てを吸収合併して傘下に入れて利益を分け与えればいい。
これがユーロ構想です。
しかし、国際競争に勝つには薄利多売が必須です。
当然、吸収合併された国は利益の分配を求めますが、勝ち組の企業は更なる発展を望みます。
利益の再投資です。
再投資された利益は傘下の企業に分配されず、傘下の企業は利益を得られずに衰退します。
ここでまた企業を国に置き換えると、ここで衰退するのは国です。
これがギリシャが破綻の大まかな理由です。
のんびりとしたギリシャ人が怠慢だったのではありません。
必ず、加盟国のどれかが破綻するのがユーロ構想なのです。
ギリシャは誰の入れ知恵か失業者を減らす為に公務員を増やしました。
それは利益も無しに給料を与える行為です。
利益が無いって事は、つまり給金の財源は借金です。
拠って負債(借金)は増え続けギリシャは破綻したのです。