ココロのおはじき | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

ココロのおはじき
初出2005年12月18日23:00
おはじきで遊んでて

キミからたくさん奪ってしまったから

泣いていたから
ひとつだけ僕のおはじきをあげた

キミはうれしくないみたいだ
ひとつじゃだめなのかな


それ僕の一番大事なおはじきなのに

色もついてなくて何度も机からはじかれて
ひび割れてきたなくて

それでもそいつだけはいつも僕の手の中にあって

それをあげたのに

じゃ見た目が奇麗なおはじきをたくさんあげる
緑や 赤や 黄色や 橙色の

それはいらないよね

いつもこのおはじき返されるんだよね
汚れて傷つきながらもいろんな苦しさをはじき返してきた大事なおはじきなのに な

なんかそのあとみんなに均等に奇麗なおはじきを
わざと取られた

たくさんあったのに
それ一個のみ残して

帰りにアーチ橋の上から遠くに投げ捨てた
ちゃぷ

決しておはじきに飽きたんじゃ ないよ

おはじきに飽きられたんだ

もうおこづかいないから
僕はしばらく放課後はひとりでいるよ

ちょっぴりお年玉もらったらまたナニか玩具を買うんだ

今度は玩具に飽きられないようにしなきゃ

そう思ったら橋の下におりて必死にあのおはじきさがしてた

見つかると いいなぁ