終焉 | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱


初出1995

017

終焉

Lyrics/詩麻

 

もはや眠ることはできまい

彼女は俗の力で分解せしめられ

そしてまだ見ぬ少女は回路に高き圧力を生じさせる

 

ビードロに移るオブジェクトも狂ったそれのため 

そうに違いない

 

原理を解しつつも近づける躯

確実な反発力が彼女の影

誠実な白痴が少女の鏡像

 

天地を巡る人々そのまま 破壊の対象にもならぬ

 

存在そのものが俗

回路のショートによる”ひずみ”というだけ

 

あなたは虚構 現実を恐れ続ける限り

あなたはあなたとして認知できない

 

即ち終焉は予感ではなくプロミスである